『なぜ名投手は春季キャンプから投球数を気にせず投げ込みができるのか?』①

『なぜ名投手は春季キャンプから投球数を気にせず投げ込みができるのか?』①
 
昨今の投球制限がインターネット上で賛否両論を呼んでいます。
 
ここ数年の投球制限への取り組みは、U18世代選手の骨格と身体の未発達を念頭に置いています。中長期的、科学的視点から選手の身体の発達段階に応じて投球数を制限しましょう、というもので、今後の​​教育法のスタンダードとなりつつあります。
 
しかしMLBやNPBで活躍した上原広治さんがYouTube動画で工藤監督に投球制限への疑問を訴えていました。この点を私はとても興味深く拝見しました。
 
名投手は球数を気にせず投げ込みを繰り返しながら、内的感覚とブルペン投球時の感覚のブレやズレの擦り合わせ、調整をし、シーズン開幕に臨むそうです。昨シーズンよりも自己が納得するボールを投げるために取り組む「投げ込み」の大切さを訴えている様に私は感じました。
 
三浦大輔投手
下柳剛投手
工藤公康投手
上原広治投手
 
日本を代表する名投手はなぜ投球制限を設けずに投げ込むことができたのでしょうか?
 
以下の7つの分野を横断的に研究している私なりの考察をシリーズ化して投稿していきたいと思います。
▪ カイロプラクター
▪ クラシカルオステオパス
▪ 身体呼吸療法
▪ あん摩マッサージ指圧師
▪ パフォーマンストレーナー
▪ 機能神経学
▪ 日本古来の伝承療術
 
シリーズ投稿にあたって、これらを土台として考察を深めます。
『より長く野球を楽しむために』
『結果に結びつく実践を』
『名投手から真似て学ぶなぜ投げ込みが可能なのか』
『野球は誰でも上手くなれる』
 
現在予定している投稿テーマ(変更の可能性あり)は、だいたいこのようなものです。
1. 骨格と身体の成長
2. センスとはなにか?という疑問を解決するために押さえておきたい原始反射のメリットとデメリット
3. 集中力とはなにか?
①バイオメカニクスと呼吸中枢
②中枢神経と末梢神経
4. 現代スポーツに発展をもたらしたパフォーマンスピラミッドへの(あえての)疑問
5. パワーと協調運動の反比例
6. 日本古来の肚感覚と軸とはなんなのか?
7. 重心位置と内的重心位置情報の源は?
8. S&Cと日本特有の身体操作体系は交わる事が出来るのか?
 
これらを統合して精錬した、さらなるステップアップ方法に関しては、論文執筆中のため、インターネットでは公表しない可能性があります。
 
※ただ、論文とは別途の理由として、インターネットで気軽に答え探しや答え合わせをしてしまうことへの懸念もあります。
 
 
最後に、私の願いについて。
 
皆様の野球人生の発展のために少しでもお手伝いをしたいと思っています。同じ野球人としてキッカケを作りたいという私の想いが、皆様と野球の未来を紡ぐ形となれば幸いです。
 
SAEKI conditioning代表 佐伯大知

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?