夏生さえり

夏生さえり(なつお・さえり)です。記事にはならない日記のようなものを書けるといいのかなと思ったり思わなかったりしています。

最近ディズニーは実写版ばかり作るけど

ここ数年、ディズニーアニメの実写化率がすごいじゃないですか。ジャングルブックもダンボも美女と野獣もシンデレラもプーさんも、ライオンキングも。もう隅から隅まで実写にしてる。

わたし、ディズニー映画大好きなんですけど、それでも(それゆえに、というべきか?)実写化祭りにはちょっと文句を言いたい気持ちもあって、「なんでもかんでも実写にしなくてもいいのでは」「ちょっとストーリー変えたりするのほんとやめて」

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飛びたいペンギンと夢のない少女が一緒に空を目指す話(の芽)

ペンギンは、夢を見た。遥か高い場所にあるすかんと抜けた青空を、まっすぐ泳ぎきる夢を。あの青は、海より冷たいか。あの白は、雪よりかたいのか。

彼の夢を前に、ほとんどの人がまず驚いて、そこから口をきゅっとつぐんで無理に微笑んでみせた。瞳の中に言葉にならない慰みを混ぜてまっすぐ投げつけてくる者、本気に捉えず笑い出す者。そしてそれらを諌める人もまた、その眼差しに隠しきれていない本音を浮かべている。

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6月3日の歯医者帰り

数ヶ月にわたって歯医者に通っていた。永遠にも思える予約のコンボを続けて、もしかするとわたしの運命の赤い糸は歯医者に結びついているのではないか、死ぬときに此処が第2の故郷として思い返されるのではないか、この医者とわたしはこの先マブダチになるのではないかなどと無意味な杞憂をはじめていたが、今日、唐突に終わった。

「はい、治療は終わりです。検診にはたまに来てくださいね」。先生がそう言ってくれて、次の約

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誰かの愛を笑わない。LOVE PARCOのコピーを見て考えた #pr

最近、わたしの世界は美しい。
何もかもが憂鬱ですべてを投げ出したい日があっても、涙が溢れてシーツがシミだらけになる日があっても、それでも世界を根本的に愛せる。そう思えるのは、わたしが人を愛せるようになってきたからじゃないか、と思っている。

……とか言ってみたけれど。

未だ「愛」がなにかなんて、本当はわかっていない。夫のことを愛しているが、何故愛するようになったのか、いつから「恋」が「愛」になっ

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父の額の、郵便マーク

父の誕生日プレゼントに買ったシャツは、かなり可愛い。かなり可愛いから、選んだあとで心配になった。一見水玉柄に見えるがよく見れば「魚柄」になっているという遊び心が散りばめられたシャツだったが、「わたしの父」と「遊び心」というのは、少なくともブラジルと日本くらいかけ離れている。やはり無難なチェックにすべきだったのではと逡巡するわたしをよそに、手際よくラッピングされたシャツは大きな袋に入れられて「ありが

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