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【パラレル介護ヘルパー歳時記】《芒種》【梅の実黄ばむ 西宮】

芒種【梅の実黄ばむ】梅雨の合間に、光挿す もう夏の真ん中 
甘い香り誘う そこは 風の通り道
まるで借景のような

腐敗と発酵
熟すではなく萎れる(しおれる)
違いに介在するのは目には見えないけれど
必ず存在するものたち
残像は過ぎゆく光の重なり
目には見えないけれど必ず存在するものたち水無月と書いて《無》いではない。
目には見えないけれど必ず存在するものたち

もうすぐ季節は夏至に到着して、
また折り返す
甘い香りをさせた梅の実が地に到着する
ぽとりと
人もどこかに自然と到着する。
ぽとりと

【木也で熟れる】と【落ちて足元に転がる】と
違いに介在するのは
目には見えないけれど
必ず存在するものたち
でも、いずれ大した違いは無くなる
そしてまた折り返す

まるで借景のように

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