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ジョーシキ人への道のり #note書き初め

30代も半ばを過ぎ、娘も誕生したからには、今年こそは常識のある大人、というものになりたいと考えている。

裏を返せば、今現在の私は常識のある大人ではないということだ。

一応、常識がいっぱい詰まっているであろう日経新聞も購入しているが、もっぱら読んでいるのは奥さんだ。

そもそも、日経新聞なんていう高度(?)な話以前に、周囲に結構びっくりされるような常識の欠落が私にはある。

例えば、先日の大晦日に紅白歌合戦を観ていて思い出したのだが、私は奥さんと結婚した30歳の時まで「男性アーティストは白組、女性アーティストは紅組」という紅白歌合戦の仕組みを知らなかった。

もともと年末は格闘技番組派だったので、そんなに集中して紅白を観ることはなかった。年末紅白派の奥さんと結婚してじっくり紅白というものと向き合った際に「あれ?紅組って女性アーティストしか出てこなくない?」と思って、調べて初めて知ったのだ。

でも、別に番組内でもそんなルールの説明ないし、結構知らない人もいるんじゃないの?

くらいの気持ちでFacebookにその話を投稿したら、意外なほどにひかれてしまった。

あげく、翌日に友達から「相良、エイトと同じやん」というメッセージと以下の画像がLINEで送られてきた。


瑛人さんは素晴らしいシンガーであり、その人となりまで知らない私がこんなことを言うのは失礼千万ではるのだが、正直に言ってあまり常識に精通しているイメージはない。

常識的な大人を目指す私が瑛人さんと同じポイントでつまづいていてはいけない。


常識的な大人への歩むべき道のりを見据える一方で、ふと近くで紅白を観ていた我が父のことを考える。とたんに、目指す道のりの先に、もくもくと暗雲が立ち込めてくるのが感じられる。

以前、noteにも書いたが、残念ながら我が父親は常識的な大人からはかなり遠い存在であり、彼のDNAは私の歩みを阻害するだろう。


〈以前、親父について書いたnote〉

最近の新事実として、彼は「デジタル時計が読めない」ことが判明した。

どういうこと?と思われるだろうが、書いてあるその通りの意味だ。

数字そのものは(たぶん)理解できるのでAMの時間帯は問題ないのだが、PMになるとダメらしい。

たとえば15:00は言うまでもなく3時だが、この1と5と0の数字の羅列の中には3の要素がまったくないため、パッと3時であるということが分からないようなのだ。

非常識のレベルが高すぎる。

ここまで突き抜けてると、逆に何かえもいわれぬ凄みさえある。


非常識の権化である父親のDNAを押さえ込み、常識的な大人という高みに無事達せられるかどうか。

その道のりは遠く険しい。

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