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「こっちがお金払っているんだから……」 そんな現場がうまく回るわけがない

データのじかんさまの対談企画の最新記事が公開されました。今回、話をお聞きしたのは、コロナ禍に伴う働き方改革であちこちの企業から引っ張りだこの、沢渡あまねさんです。

沢渡さんの講演や記事がたくさん出ている中、差別化するにはどんなテーマがいいだろう、と考えた時に思い出したのが、以前、沢渡さんとNOKIOO CEOの小川健三さんの対談を担当した時に、沢渡さんからお聞きした次の言葉でした。

「『取引の関係』は、基本的には『上下関係』で成り立っていて、対等ではない。自分たちが格上だと思っているような会社は、こちらからの提案を聞こうとしないし、時代遅れの古い論理を押しつけてきたりするわけです。そんな態度を取っていたら『いいコラボレーターが逃げていく』とか『エンゲージメントが下がる』ということが、まるで分かっていない。」

ちょうど、前回取材させていただいた中山嘉之さんの対談記事でも「受発注の際に発生する上下関係がSI産業構造を歪ませている」という話が出たこともあり、ここを深掘りしてみようという話になりました。

おりしも、東証CIOが障害対応の会見で、ユーザー企業とSIerの新しい関係性を示唆するコメントをして絶賛されていたので、対談はこの話題からスタートしています。

ちなみに、これはSI産業だけの話ではなく、「専門性を持つ人が集まって働く全ての場合」にあてはまると思っています。

「こっちがお金払っているんだから……」——そんな言葉が飛び交う現場は悲しいし、メンバーもいい仕事できないですよね。

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