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道化師になるには、曲げられないモノがある

中南米エルサルバドルへ来て5ヶ月。



活動としては、授業が始まり、至って順調に進んでいる?



前期前半。



日本料理☞中国料理☞韓国料理☞



と、第3クールまで終了。




残すところ、最終クール。



筆記テストも作らせてもらって、コレはちょっと楽しみ。



最後の実習は、



インド料理×タイ料理×ベトナム料理×台湾旅行



+一品テスト料理。



を、5時間でやるという荒業。



1カ国1品が限界。



どう考えても、カリキュラムにムリがある。




生徒たちは、長時間集中できない。



現実、課題の料理を2-3品作り終えると、実習時間内であろうとそそくさ平気で帰ってしまう、、、



残念ながら、、、



もう一品、学ぼう。

もう一品、教えて欲しい。

もう一品、作ろう。


とは、ならない、、、



また、コレは前任国のコロンビア同様なのだが、、、


ゴミの分別が出来ない。


というか、習慣がない。


さらには、使った道具や調味料を、あった場所に分別して戻すということもできない。

コレも習慣がないのであろう。


このような、日本人にとっては当たり前で、簡単なようなコトが、出来ない。

しかし、習慣がないコトを習慣にするにはかなりの時間がかかりそうである、、、

今、たとえ強制してやったとところで、おそらく私が離任したときにはやらなくなるのが目に見えている。

したがって、時間をかけて、『あたりまえ』を作り上げていくしかない。


さて、協力隊では、任国に赴任して3-6ヶ月毎に活動報告書というものを提出する義務がある。

そして、任地に赴任して半年で2年間の活動計画を提出する。

赴任してから、常に活動が先行してきたので、既にほぼ出来ているのだが、、、

ココに来て、懸案事項が、、、

以前、知らない電話番号から支給携帯に電話がかかってきた。

もちろん、この手の身に覚えのない番号はいったんスルーすることにしている。

すると、WhatsAppでメッセージが、、、

『現地危機管理委員の◯◯氏から連絡先を聞きまして、、、』と。

ん、そんな話、なにも聞いてないけど、、、怖っ。

エルサル国内のアジア料理店からの協力オファーだった。

とりあえず、現地オフィスへ連絡。

『個別の民間企業への営利事業支援は基本的に行なっていない』との回答。

しかし後日、

『学校の生徒のインターンや就職先として受け入れてもらえるのであるば悪い話ではないのでは』

ということで、学校に通知。

すると、なぜか学校サイドは、私の日本での講習における時給や日給を聞いてきた。

???

私たち隊員は、給料を得てはならない。

それを、確認すると、、、

『私の労働価値として、給料と同等の機器や物品を請求する』と言う、、、

ん???

再度、現地オフィスへ相談。

『お金を請求しているわけではないので、それによってより多くの生徒たちが、より良い環境で学べるという恩恵を受けられる可能性があるので、良いのでは』という回答。

、、、。

私としては、生徒のインターンや就職先として受け入れてもらえるだけで大きなメリットがあると考えていたのだが、、、

コレって、貪欲というのか?

ちなみに、この国では、よくある話、らしい。

いや、でも、まず、私の意向を聞くのが、スジでは?

私的には、以前学校でも支援していたという、隣接する孤児院への支援を再開させたい。

また、コロンビアでは少女院での実習もしていたのだが、日本でもニュースになっているというエルサルの刑務所への自立支援もしたい。ま、コレは、かなりハードルが高そうであるが、、、

したがって、ちょっと、個人的に腑に落ちていない。



『道化師になるには、曲げられないモノがある』



ま、なんだかんだ、そんなこんなでも、活動としては、至って順調に、充実しているとは言える。

ちょっとくらい、問題が起きないと、『モノ語り』としては、飽きちゃうからね。


最後に、

今月末で、ホームステイを卒業して、来月から海外初のひとり暮らしがはじまる。

こちらは、ちょうどキリスト教のセマナサンタ週間になるので10日くらいの長期休暇に入る。

折角なので遠出でもしたかったのだが、引っ越しと備品調達などで過ぎそうである。

ま、コレについては、また来月、、、

では、また。

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