活動報告という名の生存報告
オラ〜
中南米・エルサルバドルへ来て、早9ヶ月、、、
◯JICA中間報告会と中南米カリブスポーツ大会
◯出張および配属先からの聞き取り
◯泥まつりとペルー交流事業
前期クラスが終了して、クラスがなくて、2本の活動プログラムが飛んだので、ヒマだと思っていたが、そうでもなかった?
まずは、JICA中間報告会と中南米カリブスポーツ大会から、、、
隊員は、2年の活動の半期において、関係者および同僚隊員に対して報告会を実施する。
もちろん現地語で、持ち時間は1人約15分。
前任国コロンビアは、キッチリストップウォッチとホテルの受付にある呼び鈴で管理されていたが、ココはそんなこともなくマソメノス(だいたい)
今回は、2022年の4月と7月に来た隊員6人が対象。
ジャンルは、日本語教育、水泳、数学教育、体育、柔道、剣道。
日本語教育の隊員さんは、活動先の大学が中南米カリブスポーツ大会の選手村になるにあたり改修工事で閉鎖されて活動が制限されていたり、、、
一方で、柔道のナショナルチームのコーチである柔道隊員は、大会でもコーチボックスに入って、銅メダル獲得に貢献したり、、、
まぁ、他の隊員もいろいろ活動に苦労していたようである。
個人的には、まだ発表もないので、団子を試作。
ロロコ(エルサルの野菜)と小豆、ホワイトカカオ、マラクジャ(パッションフルーツ)の3種。
出席されていた大使夫妻および大使館関係者、同僚たちにも至って好評であった。
そして、その中南米カリブスポーツ大会へは、柔道、3×3バスケ、野球、5×5バスケを観に行った。
柔道は、上記の通り。
3×3は、初戦のプエルトリコ×ニカラグア。
そのプエルトリコが金メダル。(筆者も写真のどこかに映っている)
野球は、キューバ×ベネズエラの準決を。
決勝は、キューバ×メキシコ の予定が、雨で中止。(予選の初戦で対戦して勝ったメキシコが金メダル)
バスケは、エルサルバドル×キューバの5-6位決定戦。
地元の応援がうるさくて落ち着いて観戦出来ず。バスケはちょっとまだまだ力の差が歴然。(JICAではエルサルバスケ隊員も春募集してた)
さて、ココから、何人が、来年のパリへ行けるのか?
東京は、オリ5人、パラ3人。
ウラ話であるが、東京オリンピックにボクシングで出場していたエルサルの選手が初戦で負けたのは、あの入江聖奈選手。その入江選手は、選手村入村初日からひとりで地道にコツコツとジムのサウナで減量に取り組んでいたのはココだけのはなし。そして、仲良くなったエルサルボクシングチームコーチからコーヒーをもらったのは、地味に嬉しかった。
ま、選手村のウラ話はまだまだあるが、長くなるので、また今度。
ということで、次に出張と配属先からの聞き取り調査、、、
来年は、姉妹校へと配属先が変更になるのだが、、、
今年は、1週間の出張タジェール(ワークショップ)のみ。
ソレを、来月に控えて、日帰りで下見と打ち合わせに、、、
いくら四国くらいのちっちゃな国と言っても、国境の港町まで214キロ、車で片道3時間半はかかる。
したがって、ほぼ移動で、ホントに下見と打ち合わせのみ。
市場をプラプラする時間もなく、まさにトンボ帰り。
しかし、この『ラ・ウニオン』という港町への任地変更は、ほんとに楽しみである。
ソレも、来月以降、おいおい記していくことにしよう。
で、配属先からの聞き取り調査である、、、
簡単に言うと、カイゼン点を聞きたい、とのこと。
配属先に、JICAボランティアは、まだ今のところ1人だけ。
ということで、、、
ココぞとばかりに、パワポの資料を準備して、いざ出陣。
15分どころか、50分、、、
ボロクソにしゃべり倒した。
どこまで伝わったか知らんけど、、、
なんか日本人ボランティアがブチ切れてったぞ、という空気が伝わればソレで良い。
ま、そのひとつの課題でもある『5S・カイゼン』の隊員さんは来年の4月に着任予定とのことなので、任地変更後のことは、その方に引き継ぐことにしよう。
それにしても、来年の自身の中間報告会が15分に収まる気が全くしないのは、気のせいだろうか?
最後に、泥まつりとペルー交流事業について、、、
同僚隊員がいる任地で開催された、泥まつりのお手伝いに。
勝手に、泥団子を投げ合って、ドロドロになる祭りを想像していたのだが、至って静かでお上品なお祭りである。
例のごとく、2-3時間、くるくるレインボーを作って交流。
今回は、前回の桃まつりより、ちょっと年齢層が高かったかな、、、
ここ、基本的に箸を使用する文化がないので、箸置きなんか売っていない、、、
帰りに、土の箸置きを探してみたが、やはり見当たらず、、、
割れた土器のカケラで良いのだけれど、、、
来月も、出張で呼ばれているので探してみよう。
ん、確か、来月のイベントでは、いなり寿司300個作るって言ってたけど、大丈夫なのか!?
そして、ペルーとの交流事業。
以前から、カウンターパート(配属先で活動を共にする同僚)がペルーに行ける!と楽しみにしていて、どうにかソレに便乗してペルーに乗り込もうと画策していたのだが、、、
結局、ペルーから2人来るだけで、こちらからは行けず。
単刀直入に記すと、コスパが悪い。
ペルー料理および南米料理のみで良かったのに、、、
良くも悪くも、シェフが静岡で3年働いていたらしく、、、
日系料理、アジア料理まで、、、
どうしても、フュージョン料理になる。
知らない生徒たちは、ソレが正しいアジア料理だと思い込む、悪循環。
この事業に、どのくらい予算が積み込まれたか知る由もないが、2本も活動を飛ばされた当人からすると、たまったものじゃない。
ま、冷蔵庫に大量にそのまま残された材料は、翌日丁重に調理し直して、同僚の胃の中へ消えたとさ、チャンチャン。
そして!
今朝、母校『富商』こと富山商業高等学校が、9年ぶり17回目の甲子園出場の一報が母親から届いた。
卒業して25年、、、
私たちの時代は、出て当たり前だった、甲子園。
監督も、沢田先生から前崎さんへ。
やはり、母校出身の朝乃山関の活躍もそうだが、母校の活躍は本当に嬉しい。
アレだけ入学した頃大嫌いだった母校が、卒業時には大好きになる。
ソレは、在学中からOBOGの応援や支援を肌で感じることができるから。
だから、卒業後は、恩返しをする。
コレは、どこのスポーツ高も特有の伝統なのかもしれないが、、、
悪しき伝統ばかりではない。
ま、コレ以上記すと長くなるので、この辺で、、、
甲子園、日本にいたら応援に行きたいところだが、ちょっと、いやかなり、難しそうである、、、
甲子園という、最高の舞台。
思いっきり野球を楽しんで欲しい。
キューバ人のように。
では、また。
チャオ〜。
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