ありますよね。ほんとはメジャーなアーティストが好きだけど、「音楽サークルの同調圧力」で言い出せないこと。

美大の音楽系サークルは「激しめロックとノイズ」「さわやかPOPとロック」「民族音楽」「高校からの延長で吹奏楽」「DJ」の5つに分類されます。

学内にはこのうちのいくつかのサークルが存在しており、新歓の時期に大人っぽくてタバコ吸ってて目つき悪いけどかっこよくて可愛い（この時期の先輩たちって妙に魅力的に映るって不思議ですよね）先輩たちにどれを選ぶか勧誘され、それぞれの道に進みます。

このうち、「激しめロックとノイズ」「DJ」コースでは、上記まんがのような圧力があり、マイナーを求められることもしばしば。でもしばらくするとそんな自分の環境に酔ってしまうので、これはこれで気持ち良いのです。

一般大学だとマイナーに染まっていくと「周囲の友人たちと話が合わなくなっていく」ものですが、そこはさすがに美術系大学。音楽サークルに所属していない人でも、結構みんなよく知っています。

ちなみに美大生で「メジャーが好き」と言っている人は、単に表層的に言っているのではなくて、「かなり細かい背景や音作り方の新しさ、機材へのこだわり」などに着目しているため、実はマイナー好きな先輩より詳しかったりするケースも多々あるため、侮ってはいけません。