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長崎市滞在-2022/12/12(前半 最終日)

長崎取材旅の前半最終日。
飛行機で、長崎空港から帰阪する。

圧縮袋というのはすごいもので、着替えのニットがあっという間に小さくなった。ただお土産のカステラが6本もあり位置決めが難しく、格闘しながらなんとかチェックアウト。一旦荷物をホテルに預かってもらい、飛行機の時間まで資料写真を補完しようと街へ出る。いつも個展では、その会場から徒歩で行ける範囲の風景を描くと決めているので、会場周辺を歩いた。

長崎県美術館のあたりを散歩する。

空は晴れていて穏やかで、たくさんの幼稚園児が水辺の森公園で遊んでいた。芝生に置いてあるベンチに腰を下ろし、一年ほどやっているウォーキングアプリのピクミンブルームをする。今日からゲーム内のクリスマスイベントなのである。

しばらくスマホをいじった後、海沿いを歩きながら南山手方面へ。

何度か地元の方の話に出てきた「ドンドン坂」というのを探してみたが、ノリで歩いていたので見つけられず。雨が降るとドンドンと音が鳴るらしく、今度ぜひ聞いてみたい。

グラバー園の裏の坂を上る。傾斜がすごい。

8日間お世話になった長崎バスターミナルホテルから、12:24に発車するバスで長崎空港へ行くので、そろそろご飯を食べて戻ろうと思い、周辺でお店を探す。月曜だからか飲食店があまり開いておらず、密かに狙っていた五島うどんのお店も閉まっていた。道なりに歩き、新地中華街で全国旅行支援の地域限定クーポンが使えるお店を探して入る。

西湖」という中華料理屋だ。
店内は最初空いていたが、私が入ってすぐにお客さんが入り出した。

渡されたメニューを見ながら、しばし悩む。

まだ長崎でちゃんぽんを食べていなかったので、並サイズを頼むことにした。この時の地域限定クーポンは商品券のようなタイプで、お釣りが出なかったため、餃子一人前も一緒に注文する。食い意地とケチの合わせ技を繰り出したものの、食べ切れるか不安だ。

運ばれてきたちゃんぽんは、あっつあつだった。ラーメンに比べて麺が太い。レンゲに麺をのせ小さいラーメンをつくって食べるのが好きなので、そのスタイルでいただく。先日食べた皿うどんと同じく、ほんのりバターのような香りがした。

ちゃんぽんは明治中期、中国人留学生に安価で栄養を摂らせるために発明された食べ物とのことで、野菜などの具がたくさん入っている。旅では栄養が不足しがちなのでありがたい。

麺をあらかた食べてしまってから、餃子に手を伸ばした。
昨日さるくで参加者の方に長崎の餃子を勧められて以降、ずっと餃子のことを考えていたので食べられて嬉しい。人生でほとんど王将のものしか食べたことがなく比較対象が少ないのだが、このお店の餃子はほんのり甘い。タレに九州の醤油が入っているのかと思ったが、本体も甘みがある。食べやすい大きさで、注文時の心配は杞憂だった。

ぺろりと平らげてホテルに戻り、バスで長崎空港へ。バスのチケットは、数日前にホテルで購入している。

車内はわりと混んでいて、最後に残っていた2人席に座った。行きは天気が悪く、初日ということもあり不安が勝っていたが、今日は晴れていて街にも少し慣れたので、見る景色全てがキラキラして見えた。

長崎空港に着き、チェックインを済ませる。
飛行機の乗り方は行きの伊丹空港で慣れたと思っていたものの、長崎はコンパクトな広さで方法も違うため、また前の人に倣って動きスーツケースを預ける。

バスが遅れる可能性を鑑みて早めに行動した結果、2時間ほど暇になり、空港内を散策することにした。MacBook Proと、ペンタブと一眼の入ったリュックでウロウロする。飛行機の見える展望階があったのでベンチに腰を下ろし、飛行機が飛んでいくのをしばし眺めた。

数十分後、保安検査場へ向かう。
検査の機械に通すカゴが伊丹空港より小さかったが、いくぶん慣れたからかすんなり荷物を分けられた。リュックから、一眼とMacBook Proとペンタブとスマホと鍵を出し、コートも脱がねばならないので忙しい。

無事に通過し、搭乗口へ。
1時間ほど余裕があり、待合のソファで今日の日記をスマホのメモにまとめたり、ピクミンブルームをしたりする。

飛行機の隣の席は、「30代からの仕事のやり方」といった自己啓発本を読む男性だった。熱心に読んでいたが、離陸直後に爆睡してそのまま大阪までピクリとも動かない。私は、行きに貰い損ねたコンソメスープを飲むため、頑張って起きていた。

伊丹空港に近づく。万博の太陽の塔と、観覧車が見えた。

次回の長崎取材は年明けだ。
家に帰ったら、間近に迫ったイベントの絵と、仕事の絵と、年賀状を書かねばならない。

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