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いつでもドアを開けてくれているバンド

今日は、私が一番実際にライブに行っているバンド、sumikaについて。

私は、sumikaにガッツリハマったのは決して初期ではなかった。
ちょうど5周年で武道館ライブがあった年。

ここから一人でもライブハウスに行って彼らの「音楽」に触れてきて今年で5年になる。

彼らのライブは本当に温かい。これに尽きる。
シンプルな言葉でストレートに気持ちを伝えてくれるので私たちの心に深く刺さる。

音楽業界もかなり厳しい世界になった2020年のコロナ禍。
sumikaも春からツアーを予定していた。私も宮城と神奈川の公演に行くはずだった。しかしそれも延期のすえ、無念の中止。中止せざるを得ない状況だったよね。

このコロナ禍でもsumikaは音楽を辞めなかった。

これが本当に心の支えだった。
(絶賛就活中の大学4年生だったので尚更)

Dress Farmというプロジェクトの一環で4曲をYouTubeにアップしたのだ。

そして、無観客ライブも行った。

そして、彼らにとっても大切な楽曲「伝言歌」のライブ映像をアップしたのもこのコロナ禍だった。


そして、2023年1月14・15 日、大阪城ホールでのライブで3年振りにワンマンライブでの声出しが解禁された。

私はありがたいことにこの大阪公演に両日入れたのです。

3年振りに声出しが解禁されて涙ぐんだり、声が裏返ったり、初日公演はこちらもグッとくる瞬間は多くあった。

中でもこの二日間で一番記憶に残っているのは「伝言歌」だった。

先ほど話に上がったYouTubeにアップされたのはコロナ前の2019年の大阪城ホールでの「伝言歌」だったが、この先日の大阪公演でこの頃が戻ってきたような、戻る・取り戻す、というもの以上に、また新たに創り出したその最初の一歩にその場に居れたような感覚だった。

本当にあの頃の「伝言歌」だった。
またみんなで歌ってつくる、「伝言歌」がここから始まるんだって本当に思えた瞬間だった。
本当に鳥肌がすごかった。

また、曲の間に片岡さんがメッセージを言うんだけど。
2日目に片岡さんが言ったことはあの前回の大阪城ホールの「伝言歌」で言った、伝えてくれた言葉だった。



「限界の人間をギリギリで救ってくれるのはお金でも地位でも名誉でもなく、記憶です」


1日目の終わりにあの「伝言歌」が帰ってきた!そんな一心でこのYouTubeを再生していたので2日目に言った言葉はすぐにあの時の言葉だって気付いた。

本当に泣きそうになる場面が沢山、とにかく温かい彼らの音楽に触れられた2日間だった。
わたしもこの2019年に声出しありのパンパンのZeppでsumikaの音楽を浴びた記憶で頑張れていたのに、彼ら自身もこの2019年の記憶に支えられていたんだな、と思えたそんな時間だったな。

そして数日前、秋からツアーを回っていたTen to Ten、名古屋ガイシホールで締めくくられた。
この日もこの「伝言歌」で多くの人の心を動かしたんだな、と所々に見かけるレポで感じ、心が温かくなった。

本当に、本当に、音楽を止めないで、辞めないで、変わらずにsumikaで音楽を届けてくれてありがとう!
丸10周年まであと少しだね、おめでとう、ありがとう!
これからもずっと側に置いておきたい音楽。

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