「廃棄物」

これが私のなまえ。
本当に　本当にちょっとしたことだったと思う
なんでそうなったのかなんて　私にはわからないけど
何が悪かったのかな　気に障ったのかな
友達だと思ってた子達は　目も合わせてくれなくて無視するわけでもない
私が存在しないかのように　居場所がなくなっていった

あぁ、空気に溶けたい　そのまま消えてたい
この時間　この場所で　過ごす私の解決法
あぁ、重く苦しい空気は　喉の奥でつっかえる
それでも　ここにいなくちゃいけなくて
何度も話しかけようと試みたが　無駄だった

廃はい、私が悪かったです、ごめんなさい
廃はい、ゴミというならゴミなのかもしれません

誰も私を知らない場所へ　この身一つで
誰も私をゴミだと言わない　優しい世界へ行きたい

あぁ、やり直したい　あの日から
過去に戻れるのなら　どうかあの日を選んで
あぁ、でも出来ない　そんなことは
だから前に進むしか　ないんだよ

廃はい、世界で一番廃されし心が
廃はい、サビて使えなくなるその前に

何度、自問自答を繰り返したことだろう
「私は、廃棄物ですか」
「そうなんですか」
「廃はい、そうですか」

もぅ未練なんて　微塵もありません
もぅあなたたちと　会うこともないでしょう
私は「廃棄物」という名を捨てます
これからは誰も知らない国に旅立ちます

安心してください　天国ではありません
もちろん　地獄でもないですよ

新しい自分になるために　世界の貧しい人々を助けるために
世界へ旅立ちます
あの人たちよりも　誰かのためになるように
必要としてくれる人たちのもとへ

あなたはどう？一人でも大丈夫？
私は人生に　目的を持ちました
誰もが優しい世界を作るために
あなたも一緒に来る？一人ではない世界へ