笑う山

やまふきにほふ 山は何れにもえそむや
夜半のさめさめしむ、からかせの笛に踊るらん
夢とおく浸みて聞こふる切髪の、子らが笑笑
わかれてもなほ 姥がわが背をおひかける

きくは潮騒 朝はかすみと 舟の宿

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