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救急車が来て、レスキュー車が来て、今日はそんな朝から始まった

平日は娘の集団登校の見送りがあります。

今朝いつものように、

マンション下の集合場所に向かう。


梅雨入りした大阪は朝から雨。

みんな一列に並びながら8:00になるのを待つ。

さあ行こうかなと思ったちょうどその時、

救急車のサイレンが聞こえた。

近くに消防署があるので、

出動した時、サイレンは比較的すぐ聞こえてくる。


サイレンの音が近い。

こちら方面に向かっているようだ。


雨降りの音を掻き消すように、

サイレンが鳴り響く。

確実に近づいている。

救急車が見えた。

曲がった!

うちのマンション!?


子ども達も親達も、思わぬ展開にあたふた。

集団登校の列をすぐさま通路の端に誘導して、

正面玄関に横付けする救急車を見守る。

ザワザワ。


そしてまた別のサイレンが。

今度は消防車!?


別の場所!?

いや、確実に近づいている。

曲がった。

うちのマンション!?


横幅いっぱいの中央通路に、

ど迫力のレスキュー車到着。

何があった!?

誰か倒れた!?

大変!出発時間過ぎちゃってる!

とりあえず、出発しよう。

救急車とレスキュー車を背に、

みんなを送り出す。

子どもたちも朝からドキドキした事だろう。

(小学校は徒歩3分)


救急隊員の方々は2階の御宅へと駆け込んでいった。

高齢のおばあちゃんが倒れたようだった。

自宅に戻る廊下に差し掛かった時、

階下で慌ただしく動く救急隊員の姿が見えた。

心臓マッサージをされながら、

おばあちゃんが搬送されていく。

随分前から調子が悪かったらしい。

さっき付き添いで降りていた方が言ってた。

間に合って欲しいな。。



今、コロナ禍で医療崩壊真っ只中の大阪。

市内ではないが、

この辺りでも感染者数はまだまだ落ち着かない。

救急車がきて、

レスキュー車が来て、

灯火の命に救いの手が届く。

こんな当たり前の恩恵も、

当然じゃなくなるかもしれない。

ワイドショーでは相変わらず、

路上飲みやら、週末の人出が先週比増だとか。


ワクチン接種も加速傾向にあるようだけど、

今、医療崩壊の足を引っ張るわけには行かない。

明日は我が身。

緩めるのはまだまだ先だ。

改めてそんな事を思った。


娘が帰ってきたら話してみようかな。

陽性者が減らない限り、

救える命が救えなくなる危機があることも。


そんな朝でした。




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