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本当に初めてなんですか!すごい! 2023/02/22 ボボボブログ 雑日記

話の種

  • 配慮ゼロのネイティブとの会話。

  • 授業が嵐で休みだからってドラクエ11を10時間近くぶっ通しで遊んでしまった。

こってりイングリッシュ背脂マシマシ

留学開始から今までの約2ヶ月間、自分が関わってきた現地のアメリカ人は、年上で比較的人生経験が豊富だったり、本人も第二言語を学習したことがあるために、英語が不慣れな人との対話に慣れている人が多かった。自分ももちろん英語は第一言語ではないし、スラングなどに触れる機会もあまりなかったのでまだまだ学ぶべきことは多いなと感じるレベルだ。
相手の文中に分からない単語、表現があったときに気楽に訊けるように、自己紹介をするときは、英語は第一言語ではなく不慣れなのでお手柔らかにお願いしますと初めに断りを入れている。
しかし遂に今日、アメリカから一歩も出たことがない、英語しか喋れない、日本人とあったことがない、高校上がりたてぴちぴちの大学一年生、Lくんと話す機会があった。自分はあえて、そしてついに、鎧を脱いでみた。「英語は第一言語ではなく、不慣れなのでお手柔らかにお願いします」の鎧を。今回は伝えなかったのだ。ありのままの自分の英語力を喰わせた。そして自分も精一杯喰らった。Lくんの繰り出す、伝えたい事全部のせ、息つく間も無いエゴマシマシ、そしてスラング濃いめのネイティブイングリッシュ。流石にビビった。必死に喰らいついた。移り変わるトピックにはうまく対応し、急な質問にも的確に答え、相手にも似た質問を綺麗に返球できた。お互いの会話はしっかりと噛み合っていたはずだ。ただやはり、相手と自分の生み出す文章量/毎秒には無視できない差があった。10m走るごとに2m近く離される、、、このままじゃ、、僕の自尊心が、、、う、、だめだ、、やっぱり自分はまだまだネイティブレベルじゃ、、、、
そんな時に訊かれてしまった。

「日本語と英語どっちが得意なん?」
「日本語だね。まぁ生まれも育ちも日本だし、町中どこを見てもほとんど日本語だからね笑 ごめんね、自分の英語、わかりにくくなかった?」
着てしまった。ガッチガッチの保身服。一度着ないって決めたのに後からまた鎧を纏うなど、侍のなんたるか。自らの意思で甲冑を脱いで戦場に赴いた侍が、いざ命の危機に晒されると、あっぶねええええ死ぬとこだったああああと逃げ去り隙を見てガチガチに鎧をまた着込む。ダサすぎる。泣けてくる。でも怖かったんだもん、自分の英語力不足を認めるのが。そしてその直後、彼の一言で自分はまた一段と硬く鎧の紐を結ぶことになってしまう。

気持ちいいギャップ

そんな、鎧を着込んで逃げた自分に彼がかけた言葉はこんなものだった。
「え!本当に!全然話してて気付かなかったよ!ネイティブかと思ってた!」
こんなこと言われたら乗っちゃうんだよ、自分みたいな人間は。
初めてなのに上手いですね!本当に初心者ですか!?
がめちゃくちゃ甘美なんだよ、自分みたいな人間には。
自分は筋がいいから、センスがいいからちょっとやってみるだけで人並み以上にできちゃうのさ。って思いたくてしょうがないんだよ。だからネイティブかと思ってた!は刺さる。自分は日本生まれ、日本育ちなのにネイティブだと勘違われるレベル!というギャップを相手に指摘されたくてしょうがなくなってしまうんだよ。いや、もしかしたら自分はもうすでにその沼にハマっていたのかもしれない。だから毎回わざわざあんな予防線張りまくりの挨拶をしていたのかもしれない。そうだとしたらなかなか悪質なやつだ。相手と正確なコミュニケーションを取るため、自分がいつでも質問しやすくするため、などといったそれらしい理屈で表を塗り固め、実際は先のような甘い言葉を引き出したいだけ。なんとも卑劣な野郎だ。

って感じに捉えることもできるけど、実際それでお互いめっちゃ意思の疎通取りやくなってること何度も実感してるしいいんじゃないかなぁ。ってなわけで今後もほどほどにそのスタンスでいこうと思います。
あ、目標文字数超えたんで終わりますー

では、また

斎家リック


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