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パラリンピックが残した多様性を私なりに考えてみた

今回、こちらの記事をベースに書いてみますが、一部Yahoo!に掲載されたコメントを軽く引用している部分があります。

パラリンピックが日本で開催されたことによって、障害者のがんばりと同時に支援の大切さを考えた方は、私のような当事者でなくても沢山いらっしゃるかと思います。
私自身、脳性麻痺の当事者として、今までなかなか進まなかった生きづらさの解消が進むことを切に願います。

今回のパラリンピック開催にあたり、元記事内で、大型旅客施設のエレベーター大型化に触れられていますが、記事にもある地域差、他にも場所による設置の遅れはあると思っています。エスカレーターを使って上る方法もありますが、干支一回り前くらいの頃に、エスカレーターを使えない人から睨まれたこともあるので、気兼ねなく使えるエレベーターの設置は是非進めてほしいです。

この内容のYahoo!版にあるコメント欄に指摘が多くて気になったことがあります。
「お礼を言わない」、「我が物顔ですぐ怒る」、「人にぶつかっても謝罪のひとつもしない」といった、障害者や車椅子の人に対する指摘です。
私が最近学んでいるユニバーサルマナー検定の講座だと、「多様性を認めて選択肢を与える」といったことをよく言われます。
車椅子や障害者が多様性だというのであればそれは認めていただきたいです。でも、多様性という言葉を盾になんでもかんでもしていいわけではないと思います。
障害をお持ちの方も、「不便なのだから、助けてもらって当たり前」ではなく、「助けてくださる親切な方を同じくらい有り難がる気持ち」が必要だと思います。助ける側にも助ける人を選ぶ権利はあります。それもまた多様性のひとつだと、私は思います。きっと、横柄な人には助けが来なくなりますよ。

パラアスリートの方の多くは、人柄が優れているからこそ、周りの方も支援してくださるのだと、私は感じています。
「心のバリアフリー」が浸透するまではまだまだ遠いと思いますが、少しずつでも進んでいくことを私は祈ってると同時に、それを啓発していくのが、私の役割なのだと感じています。

以上、熟成下書きと化している間にいろいろとあって、書く内容が変わった気がした私からでした。

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