見出し画像

老人と子ども

母は、60才で難病指定されている病気と診断され、その後別の病気も併発し、後期高齢者になる前から、麻痺やら脳血管性の認知症やらがあり、苦労しながら生きています。

元気だったころは、ずいぶん押し付けが強く、子どもたちの足りない部分を指摘し、「心配」し、「歪み」の補正を強要してくる人でした。

なので、私としては、今の方が付き合いやすいと感じます。

ウガールくんは、率直に、自分の興味関心のあることを人に提示し誉めてもらうのが大好きなので、母に対しても、一方的に自分の知識をしゃべり、なんとなく誉めてもらって嬉しそうにしています。

時には、母のトンチンカンな応答をバカにするような対応もしています。

母は、バカにされているのもよくわからないので、曖昧に笑っています。

それにしても、話し相手がいることは、母にとっても嬉しいことなのだと見てわかります。

お互いに気を使うこともなく、言動に傷ついたりもしないで付き合うことができていて、いい感じです。

いつも、ウガールくんの一方的なしゃべりにイライラしてしまう私は、母に助けられているのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?