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承認欲求は作家の必需品(9月14日刊行漫画演出技法書『カタルシスプラン』外伝111)

学生時代、寮住まいで他人が皆、自分とまったく違う規範で生きていることを知り、己の変人ぶりを知った。自分が普通でない変人だと解ったのは衝撃だった。

以後自分の価値観の特殊性を正当化して描くことで漫画賞が当たり前のように獲れるようになった。ハチャメチャな自分の個性を皆が認めてくれるというのが編み出されたスタイルだった。つまりは承認欲求がキャラを描かせてくれたのだ。

承認欲求はなくてはならぬ創作の要だと思う。

己の認められたい欲望を肯定しよう。愛されない個性もあるから注意は必要だけど承認欲求は悪じゃない!
承認欲求があるから社会性が成り立ち、人が人らしく生きることができる。愛されたいから愛するし種として存在できる。

ただ何もしてない人間が認められることはない。喜んでもらえることではじめて僕らは承認される。
作家として生きるなら描くべし。読者に喜んでもらえるように描くべし!
読んでもらい楽しんでもらい承認されよう!読者になってもらおう!

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