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創作表現が人を傷つける事について

「誰も傷つけずに表現することはできる」とTwitterで断じた者が話題となった。

だが実際にはその一言にさえ傷つけられる表現者は少なくないだろう。僕もその一人だ。
そんなふうにしか考えられない人もいるのだと思うだけで心が痛む。
何かを語れば誰かは傷つくのだ。
幸せを描いただけでもそうでないものは傷つく。何も描かない事でさえ、描かれたものを求める人が傷つく。傷つかない表現はない。
創作の創はキズとも読むものだ。誰も傷付かない表現など誰の感情も揺さぶれない無意味なモノだ!
だからこそ作家は覚悟してそれを描くのだ!

自分の表現で誰かは傷つくかもしれない、それでも描かねばならないと思って描く…それが覚悟だ。
誰かが傷つく事は考えるべきだ。それでも描くに足ると思える事は断固として描くべきだ。
それさえ許されなくなってきているのが現在だ。一度規制されれば簡単には元には戻れない。分野が滅んでからでは遅いのだ。

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