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「新しい病院で県央地域に貢献したかった」男性看護師の彼が更なるスキルアップを覚悟して済生会新潟県央基幹病院へ転職した理由

こんにちは、済生会新潟県央基幹病院の広報担当です。

来年2024年3月に開院する県央基幹病院で働く職員のインタビュー。
今回の記事は、看護師・石田さんの素顔に迫ってきました!

石田さんは、今年の2023年6月に新潟県済生会に入職し、開院までの期間は済生会三条病院で研修しています。

まだまだ現場には少ない男性看護師。石田さんは職場で唯一の男性看護師なのだとか!

なぜ看護師を目指したのか、なぜ県央基幹病院で働こうと思ったのか、職場に男性一人で大変?などいろいろとお話をお聞きしてきました。


「母に憧れて看護師を目指した」忙しそうな母から語られた看護や医療の魅力

――本日はよろしくお願いします。まずは、石田さんが看護師を目指したきっかけを教えてください。

よろしくお願いします。

私は看護師をしていた母に憧れて看護師を目指しました

――お母さんも看護師をされていたのですね。看護師さんは忙しそう、仕事が大変そうなイメージがありますが、お母さんはお家だとどんな風に接してくれたのでしょうか。

確かに、夜勤で家にいる時間が少なく、忙しそうでしたが、母は私に「看護や医療の仕事の魅力」を教えてくれました。

特に、母が循環器内科で働いていましたので、心臓に関する話を聞かせてくれたことが印象に残っています。

それがきっかけで私も興味を持ち、前職では母と同じ循環器内科で働いていました。

――お母さんと同じ道を辿っているのですね。現在も循環器内科に勤めているのでしょうか?
 
今は、消化器内科、外科、泌尿器科、整形外科の混合病棟で働いています。
 
――前職と違う科に変わると勤務は大変ですか?
 
そうですね、科が変わるので疾患も変わります。まずは主な疾患を改めて勉強し、対応していくことからはじめました。
 
――勉強や知識を磨く上で具体的にどんなことをやられていますか?
 
もちろん、教科書もありますが、ネットを活用していろいろな疾患を調べています。今はネット上でも疾患などを裏付けるための証拠やデータの記事がしっかりあるんです。少ない症例や細かな情報も載ってたりするので、ネットの方が便利なこともありますね。

循環器内科経験を活かし、新たな挑戦!県央基幹病院への志望動機

――石田さんはなぜ県央基幹病院に応募されたのですか?

前職の経験を活かして、新たな環境で多くの知識やスキルを身につけたいと思ったからです。循環器内科での経験や救急のインストラクターとしての資格を得ていく上で、より高度な知識や経験を取得できると考えました。 

――スキルアップのために新しい環境でチャレンジしたかったのですね。

はい、他にも県央医療圏では救急搬送が医療圏外へ行われるケースが多く、搬送時間も長くて、地域住民の負担が大きくなっています。

県央基幹病院はそんな県央医療圏の状況を変えるために開設される病院。地域の方々のためにも、この病院で看護師として貢献したいと思いました。

――県央基幹病院で働くやりがいや大変な部分を教えてください。

重症の患者さんが多く搬送されるところです。状態が不安定な患者さんや急変のリスクがある患者さんを専門的な知識と技術で見守り、看護することは正直大変です。でも、スピーディーな判断スキルを養いながら患者さんにいろいろな看護を行えるので、新しい経験も積める病院だと実感しています。

「手のぬくもりで患者さんの痛みを和らげられる」看護の力を実感したエピソードとは?

――仕事をしていて印象に残っているエピソードを教えてください。

看護師1年目の経験が印象に残っています。癌を患った患者さんが医療用麻薬を使用しても痛みに苦しんで寝れなく、ナースコールを頻回に鳴らし、数分ごとに痛み止めをくださいと訴えていました。

そんななか手を握り、お話しを聞いたことで落ち着き、スムーズに入眠してくださったことがとても印象に残っています。

――1年目でこんなに対処されるのは素晴らしいですね!看護師として自信になったのではないですか。
 
そうですね、やっぱり看護師1年目だと、先生の指示通り、業務的な看護になりがちになると思います。ですが自分の力で安心させることができ、入眠させることができた、休んでもらえたことがすごく記憶に残っています。「看護の力」でできることがあるんだなと実感しました。

――ほかにも印象に残っているエピソードはありますか。

耳の不自由の患者さんに手話を覚えて対応したことです。対応していくうちに患者さんから、指名されたり、他の看護師に話さない不安や心配事などを話された時に信頼されているなと感じました。

――患者さんのために、1から手話を覚えられたのでしょうか。

はい、患者さんが来られた時に手話をされても私たちはわからなかったので、その内容をちょっとでも把握できるようにと思って1から手話を覚えました。

最初は「おはようございます、今日の担当です」から始めて、少しずつ会話できるようになりました。

――ひとりの患者さんのために手話を覚えられたのですね。石田さんの患者さんのことを思う優しさを感じますね。次は大変だったエピソードはありますか。

大変だったエピソードですね…。

亡くなりそうな患者さんに対して、ご家族は亡くなってほしくない「どうしてもうまく助けて欲しい」という思いがあって、でも、患者さんは痛みで苦しそうにしていて…。

そういう葛藤の時に患者さん本人の意思の尊重が1番ですけど、
心理士さんとご家族と話をしてもらってケアしてもらったことがあります。

ケアは患者さんだけでなく、ご家族にも必要だと感じました。

患者さんからは、感謝の言葉もありますが、やっぱり、患者さんのご家族からも「こんなに良くしてもらった」とか、最後を迎えた時も、「今までよくしてもらったから、安らかに最後を迎えられた」と感謝を述べられたこともあります。

看護師は大変な仕事だけど、やっぱりそういう感謝があるから、続けられると思っています。

仕事のON・OFFをしっかりと!充実したライフワークバランス

――男性の看護師さんってまだ少ないと思いますが、今働いている職場の男性看護師は何人いらっしゃいますか。

はい、今の病棟は自分だけになります。

今の職場は、上下関係はしっかりしていますが、すごくフレンドリーに関わってくださるので、仕事をしやすい環境です。

本当に気さくに話しかけてもらえるので、人見知りの私にはとても助かっています。実は自分から話しかけるのが苦手で…。声をかけてもらって、会話もできてとても雰囲気のよい職場だと思っています。

――男性1人だと「ちょっと大変だな」と思うところはありますか。

今まで何年か看護師をしていますが、やっぱり女性の方が確実に多いんですよね。なので、改めて大変だと思ったことはないです。

――男性看護師さんも増えてきているので、石田さんのお話を聞けて良かったです。「男性だけど看護師を目指してみようかな」と思ってくれる方が増えると思います。プライベートは何をされていますか。趣味や息抜きの方法などを教えてください。

体力、筋力向上のためにジムに通っています。トレーニング中は自分の世界に入ってしまっているので誰かと喋ることもなく、人見知りな私に合っています。

あと、料理やお菓子作りをして息抜きをすることもあります。

――料理だと、何を作ってられますか。

中華や洋食を作ります。

お菓子作りはバレンタインのお返しがきっかけで作り始めました。

病棟でバレンタインのプレゼントをいただいたのですが、買ったものをお返しにするのも面白くないと思って…。「じゃあ、手作りして見よう!」とスコーンを作ってお渡ししました。

手作りお菓子のお返しは、もう9年位続けています。

石田さんが作ったお菓子と料理

――プライベートも充実して、うまくリフレッシュしているように感じました。

今の職場はきちんと休みがあるので、その中で自分の趣味をしっかりとやれています。

やっぱり、仕事とプライベートのON・OFFをしっかりしないと質のいい仕事はできないと思うので…。

――今の職場は、残業は多くないですか。

そうですね。

こちらは研修先なんですけど、残業はそんなに多くなく、定時で帰れています。

看護師さんって比較的残業が多いのではないか、週に自由に使える時間の余裕がないのではないかと勝手に思い込んでいたのですが、意外とそうでもないです。周りもしっかりプライベートの時間も充実させている方が多いです。

看護師は、しっかり働いて、ちゃんとお休みをもらえるところはすごくいいポイントです。

・ ・ ・

――石田さん、本日はありがとうございました。

まだまだ少ない男性看護師の石田さん。看護師の仕事にプライドを持ち、趣味とうまく両立し、生き生きと働いているように感じました。

2024年3月開院予定の県央基幹病院ではスタッフを募集しています。

地域のみなさんが安心して暮らしていける医療体制を一緒に作っていきませんか。

少しでも興味を持たれた方は、ぜひ採用情報をご覧ください。

※済生会新潟県央基幹病院のリクルートサイトはこちら
https://kenoh-recruit.com/

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