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NURO光 for マンションに変えてみた

色々な要因が重なり物価が高騰する中、電気・ガスの業者を変えるなど少しずつ対策を進めて、最後に残ったのがインターネット。
実は、春頃に調べてみたものの選択肢が多すぎて、途中で訳が分からなくなり、面倒くさいと断念していたのですが、ようやく重い腰を上げました。
今回は、そんなお話です。(1/16更新)


きっかけは「楽天プレミアムカード」の改定

ある日、2023年12月1日から楽天プレミアムカードサービスが変更となる旨のメールが届きました。楽天経済圏で生きる私にとっては寝耳に水。何がどうなるのか調べると、細かな点はともかく、ざっくりとした認識では年会費無料の普通の楽天カードとあまり変わりません。であればプレミアムカードはいらないなと、一旦、普通のカードを作り、電気・ガスなどのカード変更手続きを進めることにしました。その時に、思い出したのが、まだ費用の見直しをしていないインターネットです。少しでも安くなるなら事業者を変更しようと思いました。

楽天経済圏なら楽天ひかりだが…

最初に気になるのは、やはり利用料です。
今までは、回線はフレッツ光ネクストギガマンション・スマートタイプ(プラン2)のにねん割(以下フレッツ光)、プロバイダーはODNフレッツ光コース(以下ODN)を使っていました。(ODNで間違いありません)
ひと月の利用料は、税込でフレッツ光が3,575円、ODNが1,320円、合計で4,895円でした。

インターネットを変更するにあたって、楽天経済圏の私としては、ポイントアップも図れて、700円ほど安くなる楽天ひかりが最有力候補。ただし、楽天ひかり対応のルーターを自前で用意する必要があり、安いもので5〜6,000円ほどします。
私はワイモバイルユーザーなので、SoftBank光はスマホ代が毎月1,100円安くなるのは魅力的です。ただし、ルーターや光電話などのオプション利用の契約が必須で550円かかるようです。私は光電話が不要なのでこれはイタイ。この2つの候補は、プロバイダーと一体型のサービスで、月額利用料はどちらも4,180円でした。

そんな中、ある日、郵便ポストにNURO光 for マンション(以下NURO光)のチラシが入っていました。ルーター利用料込みの一番安い2ギガ(3年契約)プランで2,090~2,750円と、かなりリーズナブルです。光電話は別契約なので助かります。
利用料はマンション内の利用人数で変わり、NURO光のWebサイトで調べたら2,640円でした。スピードも下りで最大2Gbpsと速いので、一気に第1候補に躍り出ました。
ちなみに、今は、私が契約したので2,530円になりました。(1/15追記)

インターネットサービスの利用料比較
(SoftBank光のスマホ割引をこちらに適応して算出)

特典を適応した利用料では楽天ひかりがダントツに安いのですが、12ヶ月で割引がなくなると、17ヶ月にNURO光と逆転しました。2年間の月額利用料の総額を見るとNURO光が63,360円(フレッツ光の約半額)となり、一番安くなりました。インターネットは一度契約するとしばらく変更しないので、NURO光に変更することにしました。

インターネットサービス月額利用料の推移(24ヶ月)

次に、気になるのが評判です。ネットで調べると、スピードが速くなった、遅くなった、工事が遅い、意外と早いといった感じで賛否両論の嵐。
これは困った…
そこで、NURO光公式サイトやちゃんとしてそうな記事サイトを読むとマンションで利用する場合の私の理解は、以下の通りです。

  • 40戸以上のマンションなら利用料がかなり安い

  • マンションの設備が導入済みなら開通まで早い

  • 回線の速さはレンタルのWi-Fiルーター次第(いわゆるガチャ)

  • 2022年7月以降は各エリアでネットワーク設備の増強を実施

  • NURO光 for マンションの申込特典は25,000円キャッシュバックのみ

これを見ると回線スピードが遅いというのは、ルーターのガチャと各エリアのネットワーク設備増強のタイミングが大きな要因と考えられます。
レンタルのWi-Fiルーターは、ガチャと言われているように何が設置されるのか、当日までわからないので神頼み。各エリアのネットワーク設備増強は、2023年12月時点で何度も実施されているので、改善されているはず。
さらに、入居しているマンションは、NURO光の設備も導入済。
多少の不安もありますが、これは申し込むしかないと思いポチりました。

計測の環境と前提条件

そもそも申し込んだのが12月下旬なので、最悪、年明けに開通するだろうと思っていましたが、申し込んだ翌日に工事の連絡があり、最短で3日後とのこと。あまりの早さにびっくりしましたが、最短で手続きを進めました。

一番心配していたWi-Fiルータは、SYNCLAYER社(名古屋市)のSGP200Wという機種でした。最大スピードは、有線で1Gbps、無線で1.3Gbpsとなっており、性能としてはこれまで使用していたNTT東日本のRS-500KIとほぼ同じのようです。いわゆるハズレではないらしいのでひと先ず安心。

早速、M1 MacBook Airで以下の通り、フレッツ光+ODNとNURO光のスピードテストを行い、比較してみました。

  • 2023年12月19日の13:00〜14:00に実施

  • macOS Ventura 13.6.1、Google Chrome(120.0.6099.129)

テスト時のデバイス接続イメージ(イラストは、シルエットACより入手・加工)

スピードテストは、インターネット速度テスト(M-Lab)Fastみんなのネット回線速度Speedtestブロードバンドスピードテストの5つのWebサービスを利用して、ダウンロードとアップロードをそれぞれ3回計測し、その平均を算出してみました。ちなみに繰り返しになりますが、特に注意書きがない限り、この記事では、NURO光とはNURO光 for マンションを略した表記なので、ご注意ください。

NURO光はフレッツ光の1.5倍以上!

全体の平均は、以下の通りです。NURO光は、フレッツ光+ODNと比べて、ダウンロードで約1.7倍、アップロードで約1.5倍速いという結果が出ました。

全体の平均値

実測値では、フレッツ光+ODNの計測でみんなのネット回線速度だけが、他よりもダウンロードが遅く、アップロード方が速くなりました。ただ、ダウンロードで350Mbps以上出ていれば十分に速い結果と言えます。
対して、NURO光の方は、ダウンロードにおいて全ての計測で900Mbps超、アップロードも平均730Mbps以上の“爆速”となりました。
ルーターはどちらも有線のスピードが最大1Gbpsです。計測する前は「NURO光の方が、多少速くなるかな?」ぐらいの軽い気持ちだったので、嬉しい結果でした。

スピードテストの実測値

また、改めて2024年1月15日の7:55頃にインターネット速度テスト(M-Lab)Fastで測定した結果は下の写真の通りで、12/9の時と同じような数値でした。(1/15追記)

インターネット速度テストの結果(1/15追記)
FASTの結果(1/15追記)

数日、使用した感想と注意点

一番、変わったと感じたのは、動作が重いと評判のTeamsで、ログイン後の画面や切替が“パッ”と表示されました。ビデオ会議も、映像の乱れや音声の途切れもなくとてもスムーズでした。

YouTubeでゲームの攻略を確認しながら、Nintendo Switchでゲームして、HomePod miniで音楽をかけても何の問題もありません。Amazonプライム・ビデオを視聴しても同じです。遅延も途切れも全くありません。

ゲーム仲間にNURO光に変えたと話をしたら「ウチはNURO光は遅くてダメだったよ。SoftBank光に変えたら、すごい早くなって良かった」と言っていました。ここ数年、NURO光側でも改善に努めているようですが、残念ながら、地域や環境で随分と差があるようです。

最後に、注意点を書いておきます。
ルーター(SGP200W)にMacBook AirをWi-Fiで繋げた際に「安全性の低いセキュリティ云々…」という表示がありました。ググってみると、SGP200Wの管理画面でセキュリティ設定を変更すると解決したという記事が、いくつか見つかりました。

引用:SGP200W管理画面

その中から、しげぞうさんのkoublog『【NURO光】SGP200W 安全性の低いセキュリティの対処法(Mac)』の記事をおすすめします。
わかりやすく記載されているので、私も大変参考になりました。

詳細は省きます(上記参照)が、Wi-Fiのセキュリティ設定を2.5G帯と5G帯の両方で以下のように設定すると解決しました。(1/15追記)

  • 認証モード:WPA2 PreSharedKey

  • 暗号化モード:AES

最後に、もしよければ…(1/16追記)

ある日、会員専用のマイページを見ていると、紹介特典がありました。指定のページ(以下)から「NURO光 for マンション」に申し込みがあると商品券5,000円をプレゼントしてくれるようです。

このような紹介特典の場合は、紹介者に加えて申込者にも同等のプレゼントを贈るケースが多いと思いますが、残念ながら「NURO光 for マンション」では、2つの公式特典(25,000キャッシュバック、宅内工事費実質無料)だけのようです。

私にハッピーな気分をお裾分けいただける仁徳をお持ちの方がいらっしゃいましたら、上記からお申し込みくださいますと嬉しいです。🙏

固定費を下げる

前田隆正・河瀬健一『個人事業からはじめる独立・起業マニュアル』クロスメディア・パブリッシング(2011年)第2章小見出しより


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