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LINEで。

実家の母は、一人暮らしです。お盆、正月、ゴールデンウィークを楽しみにしています。
私たち子供家族合わせて、12、3人が集まりますので、それはそれは賑やか🤗

今年のお盆はコロナも落ち着いていたので、久しぶりの賑わいでした。

秋口になり、母に電話してみるとつながらず、いつもなら折り返しの電話があるのにありません。
日を置いてかけてみると、どこやら沈んだ声です。
「何かあった?」と聞いても、「別に。いいの。」とそっけない返事が返ってきました。

それでも話し続けると、どうやら拗ねているらしい。

母は耳が遠く、みんなが楽しそうに話している内容が、よくわからないところがあり、後で息子(私の弟)のインスタで、孫の様子を知ったと言います。
自分だけが、何も教えてもらえないと。
その事について腹を立て、私の電話にも折り返さなかったようです。

「どうせ聞こえないし。いいんだ、別に。」
拗ねてると言うか、腹を立てている声。

正直「ちょっとめんどくさいなぁ」と思いましたが、弟とも距離を置いているようでした。「このまま引きこもりになったら困る。ここは『傾聴で学んだスキル』の見せ所!」と考え直し、「聴く」モードにスイッチを入れました。

沈黙もあったけど、母の口から徐々に言葉が出てきました。
弟の愚痴やら、自分の気遣いが伝わらないもどかしさ。

でも、結局は寂しさの裏返しなんですね。
日常は一人なんです。

茶飲み友達は居ても、何でもかんでも話す訳にはいかないし。母はプライドが高いので、弱みを見せたくないのです、子供にさえも。

意外にも
「役にも立たないプライドが邪魔をする」
と、自分から言いました。(なんだ、分かってるんだ)とも思いました。

noteを書く時に、母にもLINEしてみようと思い、朝目が覚めたら実践です。
毎日noteにつぶやいて、すき❤️やコメントをいただくお陰様で継続できています。

朝の挨拶スタンプと、体調のお伺いの一言。私のトピックスなどの短いものです。
母からは、自分の予定、気持ちその他。
「子供のことを考えない親はいないけど、子供は親を気に掛けない」と言って、拗ねていた母。
LINEで送られてくる文章は、全て自分の事で、私の様子を尋ねることはありません。一方通行です。

親は選べません。
我が子もそう思っているかな、と思うと複雑です。
私の後ろ姿で、何を学んでくれているだろう。「反面教師」としての学びより、少しでも真似したいところが多いと嬉しいですが。

朝のLINEは、もう少し続けてみようと思います。
私もいずれ母や祖母と同じように、耳が遠くなる日が来るでしょう。
そう遠くないその時、今より「進化した自分」になり、かわいいお年寄りになるために。
そう、義母のようなかわいいお年寄りに。


最後までお付き合いいただき、ありがとうございます😊❤️



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