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輝く不動明王

 不動明王の身体の描画を進めます。そもそも悟りの境地にいる最高位の大日如来が、人を救う為、奴僕の身となって顕現したお姿、ということなので、それ自体が輝いているのが自然かなと考えました。描画は、中心部から光り輝くように削り落としていくことにしました。

細部。不動尊のルーツとしてはそぐわない華美な宝飾品は、おそらくは、拝む対象としての装飾なのでしょう。つまりはその存在こそが宝のはず。
そこで、身に付けるというより、身体と一体化してゆくように描きこみました。
脚。
箔。黄不動なので、色は初めから決まっていました。ようやく金箔に辿り着きました。
表から。

続く

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