「陰謀論」に巻き込まれないために、「世界の複雑さに耐える心」を大切にしたい。
中央公論12月号に掲載している大澤真幸「共通の枠組みなき世界で 人々の不遇感が信心を強化する」が面白かった。
その中で、ある程度荒唐無稽だとわかっていてもその情報を信じ、拡散する状態のことを「アイロニカルな没入」と表現している。
原因がわからないことは解決することが出来ない。
だから端から見たらどんなに無茶苦茶だ、理不尽だと思うものでも「原因を明らかにするストーリー」を生成してしまう。
今の時代は、情報量が余りに膨大なために、情報を得ることで安心するのではなく逆に