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こんな内定者フォローが嬉しい!内定辞退の理由を知って、内定者を離さないために

こんにちは。マイナビ採用コミュニケーションらぼです。

人事担当者の頭を悩ませることの1つに、『内定辞退』が挙げられるのではないでしょうか?懸命に向き合い、面接し、「一緒に働きたい」という気持ちで内定を出した学生から『内定辞退』の申し入れが…。そんな経験をされたことがある方も少なくないかと存じます。
マイナビの調査によると、2023年10月時点での2024年卒の学生の平均内定保有社数は2.6 社。単純計算でも、そのうちの1社は『内定辞退』を経験されるということになります。
※マイナビ 2024年卒 大学生 活動実態調査 (10月中旬)/2023年10月10日~10月14日 実施

今回は、内定辞退を少しでも防ぎたいという人事担当者さまに、2024年卒学生が実際に経験した「入社を決意した内定者フォロー」をテーマにお届けします。


1.入社前に感じる不安

これから始まる社会人生活を前にした学生が抱いている不安を知ることは、『内定辞退』を防止するために、とても重要なポイントになります。具体的に、学生はどんなことを不安に感じているのでしょうか?

2024年卒の学生(入社予定先を既に決めている)へのアンケートで、「 入社予定先企業を決めた後、不安になったことはあるか」との問いに、59.2%が「ある」と回答しています。
その具体的な内容も調査したところ、下記のような結果となりました。

※マイナビ 2024年卒内定者意識調査/2023年6月16日~7月5日実施

社会人になることへの不安、企業や仕事に対する不安があるなかで、内定後のフォローに対して不安を感じているとの声もありました。

すぐに変えることのできない、企業や仕事に対する不安は置いておきまして、、、
内定後のフォローへの不安を抜粋すると、

・内々定後に連絡がない
・内々定を通知する書類やメールが来ない
・内々定の取消があるかもしれないと思って

などが挙げられます。

「この会社でいいのかな…?」との気持ちを抱いてしまうのは、『内(々)定先とのつながりを感じにくい』ことが一因になっているかもしれません。

そういった側面があることをほんの少し人事担当の皆さまの頭に置いておいていただくことで、不安解消に取り組むことができ、結果として内定辞退の防止へとつながっていく可能性が見えてきます。


2.こんな内定者フォローが嬉しい

先ほどのグラフは既に入社先を決めている学生からの回答のため、これから内定辞退をするケースはほとんどないかと思います。
ですが冒頭で触れた通り、学生の平均内定保有社数は2.6社。そんな状況にあって、企業側からどんな対応があると、ポジティブな印象を与えられるのでしょうか?

こちらも、マイナビが2024年卒学生へ実施したアンケートから考えてみたいと思います。

ずばり、実施してほしい内定者フォローを聞いてみたところ、以下のような結果となりました。

学生が実施してほしいと考えている内定者フォローは、「内定式」が最多の58%。徐々に対面形式でのイベントなどが復活している影響もあり、上位はすべて「対面(リアル)開催」が占める結果となりました。
他の内定者とのリアルな交流、働く環境の見学、先輩社員とのコミュニケーションが求められていることがわかりますね。

また同じ調査によると、入社予定先企業からの連絡頻度として望ましいのは「月1回程度」が最多で、次いで「数週間に1回程度」が続く結果となりました。頻度は多すぎても、少なすぎても良くないと感じるようです。

「月に一度は連絡があり、内定式や面談などの交流の場があると嬉しい!」が、学生の本音だと言えそうです。


3.入社を決意させた人事担当者の一言

ここまではデータを使って考察してきましたが、働く環境を決めるうえで「人」の力は大きいなと感じる調査を紹介します。
入社先を決めるにあたり、人事担当者からの言葉が後押しになることもある、そんな入社を決意した人事担当者の一言を、紹介します。

『電話での内々定連絡で人事担当者から「エントリーシートや面接の内容からあなたのことを面接官共々高く評価し、何が何でも獲得するように面接官から言われています。」の一言でした。』
(理系男子)

『しっかり悩んだ上で就職先は決めた方がよい。この会社を選んでほしいけど、こればっかりは君自身がしっかり悩むべきだ。』
(理系男子)

「人の評価に惑わされず自分なりの判断軸を持っている」と面接のフィードバックの中でお伝えいただいた点は入社 の意思が強まりました。』
(文系女子)

「経験や知識と人柄から、弊社の社風と弊社管理部門に非常に適正があると面接官も高く評価していた」』
(文系男子)

興味を持って会社のことを観察・研究していることが面接で伝わったと伝えられた』
(理系女子)

共通して言えるのは、「自分の事を見てくれている!」「ここが評価されたんだ!」と納得感をもってもらえたこと、と言えそうです。

内定辞退を防ぐためには、学生の心に寄り添ったフォローを行うことが大切なんですね。

内(々)定者の抱える不安は一朝一夕で解消できるものではありませんが、気持ちに寄り添った温かいフォローを意識してみていただけたらと思います。

本日はここまで!以上、コミュらぼでした!


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