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自分で決めていいの

「今回は人間関係つきあいの最後やった」
『あはは~恋愛がメインだけどさ』
一筋縄すんなりとはいかんよな」
『そう。色々あるもんねえ』

「誰と付き合うか前世ぜんせが関わっとる?」
『オレはそう理解してラクになれたよ』
今生こんじょうだけやと解決せえへんかも」
『あれこれ根が深かったりして』

♡♡♡

こんにちは!
フジミドリです☆

日曜午後3時の私物語わたしものがたり、今回は恋愛つきあいに関する幽界ゆうかい見聞録でございます。

お楽しみ頂けましたでしょうか。

ではいつものように、イラストの朔川揺さくかわようさんと創作談話お喋りトークお届け致します。

♡♡♡

「フジさんにとって、先にかはったミドリさんとの繋がりは今でも響いておるんかな」

『そうね~後悔はしたよ。でも、幽界で交流するようになって救われたからさ』

「ほなよかったやん。その回路ルートが開けんで、苦しむ人も多いと思うんやけど」

『勿体ないね。相手が他界たかいしたら、交流できるわけないって信じちゃうんだもん』

♡♡♡

死後の世界はわからない
本当に存在するかどうかさえ
まして交流するなんて

多くの方が、このような常識おもいこみに取り込まれていらっしゃるのではないでしょうか。

私は自分で決めました
死後の世界があって
ミドリと交流できるはず──

♡♡♡

「なるほど。自分で決めてまうんか。そりゃええな。誰に迷惑かけるわけでもあれへん」

『どうして決めないんだろう。不思議だね。認めてもらう必要なんてないんだよ』

「そら自信ないからや。科学的に証明されたとか、実物を見て聴いてとか証拠がな」

『あはは~実物って……科学が証明できるわけないさ。形ないものは扱えないからね』

♡♡♡

私は35年に渡り、塾業界で生徒さんたちと接して参りました。

霊性の仕組み、魂の行く末、死後の世界などについて、質問されたこともあるのです。

私の知るところそのままおを伝えするのは、少しばかり支障さしさわりがございました。

解明できないから
わからなくてよいのだ

そう伝えております。

人間が作り出した物なら説明できる。けれども、大自然の綾なす仕組みは──

♡♡♡

「わたしら、傲慢になっとるかしれへんな。科学が進めば何でも解明できる思うとる。ムリや。人智を超えた神羅万象やで」

『あはは~たーしかに確かに。そもそも解明できたら終わっちゃうよ。研究することなくて学者は絶望するんじゃないの?』

「ほな、どうせ解明でけへんのやから、安心して探求したらよろしいうわけやな」

『死後の世界がわからない。だからオレは勝手に決めたわけ。それで楽になれたのさ』

「そらええわ。説得する必要あれへん。仲間もいらん。自分だけのお楽しみやで」

♡♡♡

今生きている
命がある

これ以上に大切なことなどございません。

あまりにも当たり前過ぎるのか、普段は意識を向ける機会さえないのでしょう。

それで、悩み苦しむ状況に陥ったり、病を得たりして否応なく思い知らされる──

私は幽界でそう学びました。

♡♡♡

「ミドリさん、もう気がすんだわ、言わはった。あれ読んだ時、切なくなったで」

『あの時のオレには、まだ深く理解する余裕がなかったからね。今ならわかるけど」

「渦中にあったら必死やもんな。けど、それくらいやないと魂には響かんのかも」

『この世は時間があるからね。後になって、じっくり振り返ることもできるのさ』

♡♡♡

霊魂たましいは本来の場所へ還りたいのです。

言葉や映像で表現しえない世界ですが、取りあえず霊界れいかいと呼んでおきましょう。

ところが、なかなか還れない。

これまで何百回となく生まれ変わるうち、積み重なった想念が邪魔しているのです。

はらえなければ霊界へいけません。

♡♡♡

『幽界だとうまく祓えないみたいよ』
「なんでやろ。ようわかれへん」
『時間と空間がないからだろうね』
「ガツンと心に響かんのやな」

現界げんかいの生活を維持キープしちゃうからさ』
「あれや。慣性かんせいの法則、思い出したわ」
『ほぉ。なるほどね。惰性というか』
「生きとるうちに省みんとあかん」

♡♡♡

人生のあらゆる局面で悩み苦しむことも、魂次元で見れば喜ばしい僥倖ぎょうこうなのです。

勝手なことを言うな!

そう叱られるかもしれません。

とはいえ、幽界で学んで参りますと、これが当たり前の常識になってしまいます。

♡♡♡

「悩み苦しむことさえ決まっとる」
『偶然はない。変えられないよ』
「せやったら任せるしかあれへん」
『何をどう理解するかが大切なのさ』

「守護の神霊に訊いたらええか?」
『誰にとっても絶対の味方だからね』
「頼もしいことや。ありがたいで」
『いやホント、そうなんだよ』

♡♡♡

とは言えこの世はせわしない。

ホッと一息つく間もなく、次から次へと難事が押し寄せてくるのです。

常に中真を意識できればよろしいのですが、すぐ目前の現象に取り込まれてしまいます。

♡♡♡

『一日一回は、大空を見上げてさ』
「ギクッ、スマホ画面ばかり見とるわ」
『目を閉じて太陽に向かい合ったり』
「紫外線が気になるところやけど」

『あはは~お肌に悪いけど心は晴れるさ』
「そうや。パックでもしながら見るか」
『わお。ちょっと想像しちゃったよ』
「ええやん。誰にも迷惑かけへんから」

♡♡♡

お読み頂きありがとうございます!

次回の私物語12月3日午後3時。いよいよシーズン4完結致します。

西遊記の創作談話は木曜午前8時公開です。やはりラストとなります。

是非いらして下さい☆

ではまた💚



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