ラーメンは週1がいい

「週1にすることで何が良くなるの?」


なんてことない質問をぶつけられた僕は、その時から今の今までずーーーっとその答えを探していた。



#週1ラーメン  とハッシュタグをつけ、毎週1回だけラーメンを食べるというルーティンをおこなっている僕。それをおこなうようになったきっかけは食生活の見直しだったり健康に気を遣っているわけではなく、マッサさんに「ラーメンは週一にしたほうがいいよ」と言ってもらった事が始まりだ。


もちろん深い理由は知らないし、そんなに無かったのかもしれない。ただ、別にラーメンばっかり食べてるワケでは無いし日常的に自炊もおこなう生活だったので「はい、わかりました!」と一つ返事したのが今も続いているわけで。この制限をおこなう事で何がいい事なのか、それを「なんとなくカラダに良さそう」だけで片付けていた日々が冒頭の質問によって陽の元に引きずり出されたのだった。



「たしかに…何がいい事なんだろう…」


質問者は一緒に答えを探してくれた。「脂がダメなの?味がダメなの?塩分?それとも麺自身に問題?野菜不足?」


どれもが「うぅ…ん、ぽいっ…。」で正解となりそうなものだったが、やはりピンとこない。なのでこの生活を始めてからここまでのおよそ半年以上の間に気づいた事、思った事から本気出して答えを導き出してみようと思って久々のこのnoteの筆をとった次第であります。実際はキーボードをたたいておりますが…




まず、「週1食べる」という条件に対して。

思った以上に誘惑が多いということに気づく


「週1…そんなにラーメン食べなくない?」って思っていたが、そんな事は無い。街を歩けばラーメン屋の数々、テレビを見てみればラーメン、Twitter等SNSではラーメン。世の中はタピオカなんかよりもラーメンに溢れているではないか!


おまけに友人たちと遊んでいたら「何食べる?ラーメン行く?」となる流れは鉄板だし、飲んでいて「このあとラーメンでも食べるか!」となる流れはお約束、ライブ前や後に「よっしゃラーメンでもいきますか!」オイオイオイオイオイ


僕ら大和大国、日野出国(ひのいずるくに)ニッポンジャポニカ。かねてより古代はるばるそして現代。我々は農作物、果ては島国由来のお魚天国に食生活を彩られ生きて来たのではないだろうか?歴史の教科書に「我が国ニッポンではラーメンがポピュラーフード」なんて一文が登場しただろうか?お前らの血液には鶏ガラが流れとんのか?リストカットしたら麺出てくるんちゃうか?


恐ろしい、それはもう恐ろしい。世間ではコロナコロナと騒がれておりますがいやいや「ラーメンラーメン」のほうが身近で恐ろしい。


無論、週1ラーメンなんて僕が勝手にやっているだけなのでラーメンに誘う友人たちには知ったこっちゃない事柄であろう。彼らから誘われたらやんわりと行く、そりゃ行くしかないだろうよ不可抗力戦争反対。


おそらく今までも同様の生活をしていたに違いないし、それが何かコチラに不利益をもたらすものではないのだけれども「俺は週1しかラーメン食べないぜ!」と心に決めてみると、今まで週1以上ラーメンを食べる機会に遭遇し続けている事に気がつく、そしてニヤつく。


なので、そういうお誘いがあった日は「誘われたから仕方ない」ではなく、「先取りしてラーメンを食べてしまった、今週は食べれないな…。ぐすん」ということで、週1以上食べてしまった週の翌週はラーメンを食べないということで調整をおこなっている。(でもコレ意味ある?



よく考えて店を選ぶようになった


これはイイ事なのではないかな?とも思えるのだけれども、

「あぁ、ラーメン食べたいな~」って思ったら近くのラーメン屋だったり、気になっているラーメン屋だったりにフラっと立ち寄って食べてしまったりしていたけれども、週1ラーメンを信条として掲げているとそうはいかない。


「せっかく与えられている週にたった1回のチャンスを雑に使う事は許されない!」となり、絶対に失敗はできずさらに後悔もできない店選びを余儀なくされた。失敗するとストレスだし。


そして、店選びに慎重になると「この日は店休日だ」「ここはこのスタイルの店だ」「ここはこういう味だ」「でもこないだTwitterで燃えてた」などをよくチェックするようになり、「今週あの予定があるからこのタイミングで!」とか「明日は予定が無いから行こうかな」など、自分の予定に絡めて店選びをするようになった。


これに関しては今までの僕に無かった能力なので、この能力を取得できたことはとても感謝しているのである。スケジュールを立てるのが昔から下手くそな僕(唯一の親譲りの部分でもある)「フンフンフーン♪」と鼻歌を交えながらスケジュールを立て、今回はこのラーメン屋に行こう、あのラーメン屋にしよう、などと初デートの時の感情に近い思いを抱きカレンダーとにらめっこをしている時間が増えた。俺はこれを「ラーメン屋に行くときのヒルクライム」と名付けてまた笑っているのだ。



生きるモチベーションに


そして気がついたら「来週になったらあのラーメン屋にいける!」「この仕事も頑張れる!」という感情で生活をするようになった。ただラーメンを食べるだけなのに、週1という制限をするだけで「ラーメンを食べる事」に過剰なまでの幸せボーナス値が加算されるようになったのである。


こうしてまたひとつ、当たり前に感じて気づけなかった幸せを見つける事ができたのであった。ありがとうマッサさん!


他にも、「ある意味ジャンクドラッグでもあるラーメンを我慢するということで忍耐力が養われていく」とか「やっぱり健康面に影響あると思う。諸説あるだろうけど」みたいな事もいっぱい感じ取れたけど、一番はやっぱり「モチベーション」になっていることがデカい気がしている。もしかしたらマッサさんは、そんな事を教えたかったのかもしれませんね





…という結論を持って先輩に答えを返しに行ったのですが

「そもそもそんな思いしてまでラーメン食べなくてもよくない?まず高いし、自炊した方が経済面でも健康面でも良いと思うよ」って正解度100%な事を言われ、何も返せなくなりました。これにてレポートを終了いたします。

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