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「百年と希望」

2022年10月某日鑑賞

「百年と希望」
監督:西原孝至

本編の前の予告で観た #夜明けまでバス停で
あれ見応えありそうですね!
あの様な題材をあの様な豪華メンバーでやるの気合い入ってますね!
ぜひ観たくなりました。

それの、予告だけで怒りと悔し涙が込み上げて来ちゃった中で百年と希望の本編が始まり、ニクイです…w

あの予告の社会に拳を握りしめる時、
そこにはきっと共産党が答えをくれると思いたいっていう、
最後の砦なんですよ。今。

何人もの党員、候補者、議員。
映画に出てくる方はどの方も非常に共感できる主張で、
こんな政治家ばかりならな…と胸にくる場面ばかりでした。
(ところでツーブロック禁止ってホント
なんなん?どんなギャグなの?って感じ😤
私も黒いストッキングはNG、肌色OKていう校則あったけど、
黒より肌色の方が艶かしいからダメってことかな?
…ってお前の性癖なんて聞いてねえし!誰やねん!
って思ってましたけど😑)
(ていうか誰もストッキングなんか履いてなかったし🙄)

話逸れましたけど。

一つ一つの、それぞれの姿は素晴らしいし涙しながら観たのですが、
でもそれって、選挙戦の間に色々見えてくる姿と同じ様な感じで、
映画として観るとちょっと「ん?こういうのだけ?」と。

百年、と付いたタイトルから(勝手に)想像した、
「共産党」の歴史と思想、今の姿と未来への考え方が聞けるのかと思っていたので、
観終わった結果的な感想として「物足りなかった」です。

そろぞれの議員が、
他のどの党の議員より(私の価値観にとって)もっともな事を言っている、
と思うのは今に始まった事ではなく、

私にとって悩ましいのは「共産党」だと言う事です。

昔から、自分にとってごく自然な物事への捉え方が左派的になるな、とは自覚しているのですけど、
マルクスを読んだり、共産主義を勉強した訳じゃ無いし、
実際共産主義を掲げた国々が幾つも失敗して結局新自由主義的になってるのが、
私の頭で構造が理解できなくて🫠

いやそういう事じゃないんだよ、今の日本の共産党は、
っていう空気は感じるけど、
そこんとこ党員の皆さんは実際どうお考えなんですか?
と教えて欲しいんです…😵
聞いても難しいとは思うけど…。
でも「百年」て映画のタイトルにするからさあ😅(2度目言ったw)

とても魅力的な池内さおり氏はお母様から、
「娘をアカにするために育てた訳じゃない」
と言われる、そこなんですよ。
その偏見、今後どうやって行くんだろう。

党員歴60年の紳士が語る中の
「中国共産党とは完全に決別している」
というそこ、そこの歴史と今と未来を聞かせて欲しかった。
あの方が見てきた60年、もうちょっと聞きたかったなぁ。
ああいった「熱さ」をあまり押し出したくなかったのかな?
映画的に?今の共産党のイメージの為に?

もちろん、これまでの歴史の中での左翼(極左)の危険なイメージと今の共産党を混同するのは違う、
でも名前を百年変えず「共産党」を貫いているのだから、
堂々とイデオロギーを語って欲しいと思うのって、
えっ私が極左の危なさを持ってるのかしら😅
ま、このご時世にそれって致命傷になりかねないのかな、
安全に票を伸ばさないと、存続しなきゃ意味がないですもんね。
難しいとは思いつつ、書いてみました。

若くて元気な話のわかる党員がいること、
多様性を推し、格差や不条理に立ち向かう正義があること、
この映画がそれだけに終始してしまうのでは、
まるで新自由主義の中で上手いこと泳いでいるみたいに感じちゃう。

赤旗、今はウェブでもある程度読めるの、いい時代ですね。
他社が仕事してない視点、政権のスクープも、
今後も期待してます。

後半に登場した方が自分で仰っていた様に、
主語が「共産党」、我々は、という思想の根本を、
ちゃんと私達に示してくださらないと、
勇気を出して共産党を推すには面白味がないです、そこんとこ宜しく。

元々自民党に入れた事はないけれど、
以前には社会党という大きな野党がいたから、
共産党に入れるのは現実的な対抗手段じゃないと思ってた。

でも今は与党も野党もほぼ自民、
小さい党はほぼ極右みたいになってるから、
共産党の人々はわずかな希望なんですよ、
骨抜きにならないで欲しい。
昔の自民党は中に保守もリベラルもいて喧々囂々だったと聞くけど、
そんなワイルドな党になって欲しいな、
期待してるんで、折れないで!

「共産党」への「偏見」
共産主義というイデオロギー、
アカと呼ばれた方向性の元となる思想と過去との繋がり、
それは暴力や抵抗という、今の若い人が無条件に忌避するらしいイメージかもしれないけど、
元の思想がなんだったのか、
一番勉強して理解しているのは党員の筈。

今の若い人にはそんな偏見もう無いなんて言わせない、
監督の言葉で「共産党のイメージが変わる筈です」と書いている。
その、イメージの元はなに?なんの誤解ですか?
と、それこそ「ジェネレーション・レフト」にベースとして聞かせて欲しい、

これからに希望を持ちつつ。

ってすみません、監督は党員じゃないのに、ズレたかも。

#百年と希望#西原孝至
#日本共産党#映画#映画記録

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