坂原 光

スパゲティ小説があるならテンプラ小説があったって良いだろう。俺が書きたいのはまさしくそ…

坂原 光

スパゲティ小説があるならテンプラ小説があったって良いだろう。俺が書きたいのはまさしくそれなんだ アイコンはいぬ山さん(https://www.instagram.com/inukainuzoku/)に書いていただきました。

最近の記事

2024/05/23_noteが「更新すると9ヶ月継続ですよ!」と言っているので

 どうも坂原 光です。  僕はXもインスタグラムもスレッズもあまり本音は出さないようにしているので、本音を出せる場所ってここか、カクヨムの近況ノートくらいしかないわけです。どうしても、そういう場合って文章が長くなりますので。  カクヨムの近況ノートってPV数わからんので、どの程度読まれているのかは分かりません。小説はPV出るんですけどね。カクヨムでは、「煙草、煙、そして人生」って作品が、昨年の春に描き終えたのにいまだにコンスタントにアクセスがあります。今までこんなことって

    • 街外れの板金屋(4)

      (前回(3) https://note.com/sakahara_kou/n/ne2bcaf68e4fe ) (前々回(2) https://note.com/sakahara_kou/n/n02faf90d2ad3 ) 第四話 空は見る気分によっていつも印象が変わる  後ろのバンパーに傷がある車はガソリンスタンドを出て走る。走らせているのは店長だ。五月の空は相変わらず爽やかに見えたけれど、こうやって職場を離れて車を外に走らせてる状況だと言うのにあんまり良い気分にはなれな

      • 転職失敗した。毎日がとにかく憂鬱で仕方ない。金曜の終業後と土曜日と日曜日と祝日のために生きているようなものだ。 短期離職覚悟で再度動くか。

        • 街外れの板金屋(3)

          (前回(2) https://note.com/sakahara_kou/n/n02faf90d2ad3 ) (前々回(1) https://note.com/sakahara_kou/n/nef315cf03722 ) 第三話 今は見なくなった車はどこにいったのだろう  店長が視線を俺の方に向ける。俺も店長の目を見るが、店長の目は『確かに、佐々木の言う通り。それもそうだな』と語っていた。  どうやら、俺もそのアオキ板金という店に行かなければならないらしい。まあ、ここで

        2024/05/23_noteが「更新すると9ヶ月継続ですよ!」と言っているので

          街外れの板金屋(2)

          (前回(1) https://note.com/sakahara_kou/n/nef315cf03722) 第二話 先のことはあまり深く考えてはいない 「板金屋?」 「そう、板金屋。なんて説明したらいいかな……黒田くんは何乗ってたっけ? ムーブだっけ?」 「プレオです。スバルの。初期型の」 「そうかプレオか、良い車だよね。独立懸架だし、四気筒だしね……まあそれはいいんだけど、たとえば後ろのフェンダーをぶつけたとするだろ? 車庫入れとかでさ?」 「はあ」 「塗装が

          街外れの板金屋(2)

          「音を止める。音が、始まる」

          (※昨年9/30に投稿した作品の再投稿になります)  曲が終わってアンプのノイズだけが響く地下スタジオ。少しの間だけ、そのノイズを耳の中で響かせた後、適当にコードを弾く。ジャジャーンと鳴るそれが、僕のいつもの最後の合図、というわけだ。 「お疲れー」 「お疲れ様」  それが鳴り終わるちょっと前に、それぞれが決まった挨拶をする。いつもの流れ、これが無いと終わった気がしない。練習後でも、ライブ後でも。  スタジオの防音室に吸い込まれていくそれが消えたあと、各々動き出してア

          「音を止める。音が、始まる」

          街外れの板金屋(1)

          (※この物語はフィクションです) 第一話 学校を卒業しても大人にはなれない 「ありがとうございましたァー!!」  俺が大きい声を出して、走り去っていくポルシェ911に向かってそう言う。ハイオクガソリンを満タンにしたポルシェ911。五月の太陽を浴びて、黒い塗装がやたらと光って見えた。  今の俺では買える見込みも、買える希望も、いや、それどころが助手席にさえ乗る資格がない車だ。唯一、あるとしたら洗車時に動かすことくらいだが、ああいう客はここで洗車する、なんて選択はないだろ

          街外れの板金屋(1)

          2024/03/14_僕らが小説(ものがたり)に触れる理由

           どうも、サカハラ コウです。  前回の日記(のようなもの)にも書きましたが、最近は転職したてでなかなかハードな毎日を送っております。それでも、どんなに疲労していても、絶対に、たとえ一行でも小説を書くことは徹底しております。完成はいつになるのかな……まあ、秋の公募までには絶対に間に合わせますが。  転職して電車通勤に変わったと言うこともあり、最近は毎日小説を読んでおります。鳴神響一さんの刑事ものミステリー、荻原浩さんの仕事小説「あの日にドライブ」「神様からひと言」(ともに

          2024/03/14_僕らが小説(ものがたり)に触れる理由

          2024/02/27_転職活動、公募、アカウント、人生

           どうも、坂原 光です。  アカウント削除しようかと思っていたんですが、なんやかんや、せっかく作ったので使ってみようかと思い直しました。  思えば自分はTwitterやInstagram、pixivやカクヨムだって何度も削除しまくってきたんですが、もうそういうのはやめようかと。何度もフォローし直して頂くのも申し訳ないと思いますし。  長かった転職活動も終わって、もうすぐ新しい会社で働き始めます(特に理由はないんですが、こんなことを書くのもここだけです)。  転職も就職

          2024/02/27_転職活動、公募、アカウント、人生

          2024/01/14_ただの独り言

           坂原 光です。  更新するにも何もないので、古い、過去に公開していた小説をアップロードしようとしたのですが、3〜4年前に書いたものって、当たり前ですけど今読むと手を入れたくなってしまうんですよね。  もちろん大幅には変えませんよ、ちょっと手直しするだけです。だけど、そのままアップするってわけにはいかないというか……まあ、言ってしまえばつまらないこだわりなんですけれども。  最近も変わらず、転職活動、3月向けの公募とかそんな感じです。  あとはDIALOGUE+ですね

          2024/01/14_ただの独り言

          2023/12/9_『面白さ』について

           (この投稿は今年の8月にカクヨムの近況ノートに書いたものの加筆版になります。まあ、読者層は被っていないので特に問題はないと思いますので。)  どうも、坂原 光です。  ところで、今回のタイトルですが、最近よく『面白さ』について考えることが多いです。  例えば僕は、小説だと「ライ麦畑でつかまえて(サリンジャー)」とか、「グレート・ギャッツビー(フィッツジェラルド)」とか「ロング・グッドバイ(チャンドラー)」、「愛について語るときに我々の語ること(カーヴァー)」なんかが好

          2023/12/9_『面白さ』について

          2023/12/02_僕が小説を書く理由

           坂原 光です。  X(MacのアプリではまだTwitterですね)やThreadsはなーんか中途半端にならざるを得ないので、折角だし、ここでこうやって書いてみるのもいいか、と思ってこの文章を書いています。カクヨムにも近況ノートがありますが、多分こっちの方が読んでいただける気がするので。  どうでも良いことですけど、自分は昔、高瀬 光って名前だったんですよ(それも3個目くらいの名前ですけど)。それを坂原 光に変えたんです。この2つは当時凄く凄く好きだったラブライブ!が由来

          2023/12/02_僕が小説を書く理由

          2023/11/11_文学フリマ東京に行きました

          ここは基本、自分の書いた小説をアップする場所にするつもりだったのですが、久しぶりに行った本日の文学フリマが楽しかったのでアップしたいと思います。 そもそも文学フリマって何よ?公式ページを参照していただければこんな文章よりわかりやすいと思いますが、シンプルに言うと小説だったり他のものだったり文章を書いている人が、本を作って売る場所です。 コミケとかコミティアの文学版っていうのが一番伝わりやすいのかな。 どこで、いつやっているの?これも公式ページ見た方がいいと思いますが、東京

          2023/11/11_文学フリマ東京に行きました