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ミャンマー軍政府に拘束されたと報じられている久保田徹さんについて

ミャンマーで日本人青年が拘束されたことが30日から報じられています。ドキュメンタリー制作者の久保田徹さんらしいという情報も伝えられました。

とても驚きました。私は何度か久保田徹氏にお会いしています。

2020年に私はジャーナリスト相澤冬樹とともにYouTubeの「メディア酔談」というチャンネルで不定期に配信していました。高校の同級生・相澤が財務省の官僚で自殺した赤木俊夫さんの手記を妻・雅子さんから託され週刊文春でスクープしたことを題材に、雅子さんが国を相手に起こした裁判の進行状況などを伝えていました。

その相澤冬樹のドキュメンタリーを制作していたのが久保田さんでした。大学を卒業しロンドンの大学院でドキュメンタリー制作を学ぶ学生で、日本に一時帰国したらコロナ禍が起き戻れなくなったと言っていました。相澤を追う中で、メディア酔談の様子も取材しに来たのです。

4月10日の配信では、終わり際に顔出しでしゃべってもらいました。その部分だけを抜き出してYouTubeに公開しました。

相澤を追うドキュメンタリーで何を映し出したいのかなどを語ってくれています。年齢のわりに落ち着いている、知的なキャラクターでした。彼の人となりが伝わると思います。

相澤冬樹のドキュメンタリーとして公開されているのがこの作品です。

飲んだくれぶりも含めてうまく映像化されていると思います。

4月は緊急事態宣言が発令されていたので、私は車で高円寺のヒマナイヌスタジオまで行って配信していました。終了後に何度か、相澤と久保田さんを送っていました。そう言えば、ある夜の車の中で久保田さんが「雅子さんにも取材したい」と言ったら酔っ払っていた相澤が「オレが雅子さんから手記を見せてもらうまでどれだけ苦労したと思ってるんだ!」と怒鳴り散らし始めたことがありました。でも数ヶ月後、彼は相澤を通じて雅子さんに会っていました。オヤジの操縦術を心得た男だなと感心したものです。笑

久保田さんについてはネットにもあまり情報がありません。Documemeというドキュメンタリー制作者集団に所属しているのは彼から聞いていました。

Business Insiderが彼に取材した四年前の記事があります。当時からロヒンギャの取材をしていたのですね。

とても誠実でまっすぐ社会問題を見つめる素晴らしい若者だというのが私の偽りない印象です。私の子どもたちも同世代でとても他人事とは思えません。みなさんも彼のことを知っていただき、なんとかしたいとの思いをお持ちいただけたら、署名サイトができているので賛同の意志を表明してもらえればと思います。

今日(31日)、私は行けませんでしたが外務省前で解放を求める活動があったようです。

他に何をすればいいかわかりませんが、できることがあればやりたいと思っています。みなさんもご注目ください。

ご両親のことも心配です。自分の子どもが同じ目に遭ったと想像すると胸が締め付けられます。お心を強く持っていらっしゃればと思います。

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