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ホガラカなひとりごと

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ホガラカに考え、ホガラカに感じたことを素直に伝える。 つぶやきもあり、意見めいたこともあり。思いついたことをランダムに…。ゴチャゴチャでワチャワチャをおたのしみください。
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記事一覧

スキャンダルは企業にとって命取り

ウエルシアホールディングスの社長が不倫を理由に辞任した。 同時に親会社であるイオンの執行役の職も解かれた…、というニュースに対して、ホリエモンが噛みついた。 「不倫って人様に迷惑かけるわけじゃないのになんでこんなに冷遇されるんやろ?」 それに対して「個人の問題と会社の問題が一緒くたになってしまうのが解せない」であるとか、「そんなことがまかり通ったら日本の会社のトップは半分くらい辞めなきゃいけなくなるんじゃないか」なんて、シンパシーを示す反応が結構あったらしいのですネ。

インバウンド狙いの横丁飲食店の浅はか

歌舞伎町を国際的観光地にしようと息巻いて、鳴物入りで開業した「東急歌舞伎タワー」。 開業当初はジェンダーレストイレのカオス化ばかりが話題になって、それもすっかりひと段落したらあっさり話題にのぼらなくなっちゃった。 東京の超高層ビルでオフィスフロアをもたないホテルと商業施設、劇場だけのテナント構成。 ホテルも2つの異なるブランドを用意するなど話題作りをするもそれも話題にならず、このまますっかり忘れられていくのかなぁ…、と思っていたら、先日、こんなニュースが配信された。 早速、

フランス語は知的でオシャレな言葉だったのよ!

日本の外来語の中で圧倒的に多い言葉といえば英語由来のものでしょう。 日本語にすっかり同化してしまった外来語はオランダ語やポルトガル語からの借用語が多い。 鎖国時代に交流のあった国の言葉が日本語に取り込まれたのでしょう。 例えば「お転婆」。 語源はオランダ語の「ontembaar」。 手がつけられないって意味で、たしかにお転婆が過ぎると手がつけられなくなる。 二丁目界隈では相手を取っ替え引っ替えすることを、お転婆するっていうことがあるけれど、若い頃のボクはまさにお転婆でした(笑

ヒゲと日本人

ヒゲを蓄えたシニアが増えてるような気がする。 日本社会はヒゲを蓄えた人に冷たい。 どこかアウトロー的な見方、扱いをされることが多いようで、例えば昭和の頃は「ヒゲを生やした経営者は融資を受けるのがむつかしい」なんてまことしやかに言われてたりした。 もっとも青山のようなところでは、スーツを着てると融資が受けられないけど、コムデギャルソンをきてけば銀行員が話を聞いてくれるんだ…、なんてことが言われたこともあるから、見た目の価値は場所それぞれ(笑)。 とはいえ「ヒゲを生やす」という

商品を「お客さまからお預かりしている」エルメス②

そういえば伊勢丹のエルメスには有名人もよく来てました。 気配を消して静かに買い物する人もいれば、偉そうにする人、値段を読み上げながら大きな身振りでこれみよがしにブラックカードを手渡す人。 一番印象深かったのが、大衆食堂が舞台の国民的ドラマに主演していた、口も滑舌も悪い大物女優。 のしのしお店の中に入ってきたかと思うと、売り場にあるものをにらみつけるように見て回り、お店の中央に置かれたソファに座る。 そこでふんぞり返って「あれを見せなさいよ」「それは何よ…」と販売員をこき使う。

商品を「お客さまからお預かりしている」エルメス①

アメリカで「エルメス」が提訴されたってニュースが先日配信されてた。 なにかあると裁判沙汰にするアメリカ人のことです。 相手が大きければ大きいほど。 著名であればあるほど、勝ったときにふんだくれる賠償金は多額になるから、エルメスみたいな会社は訴えられて当然かもなぁ…、って思うも、その内容を知って唖然としました。 報道によると同ブランドは、バーキンバッグを全ての顧客に販売するのではなく、別商品を大量に購入した「VIP顧客」だけに購入チャンスを与えている。 カリフォルニアの店舗で

レースのブラに夜間飛行、母の父の愛し方

8年ほど前、母は住んでいた家を処分するか否か、真剣に考えたました。 連れ合いをなくし広い部屋が残されて、掃除するのも難儀する。 ひとり暮らしが嫌いなわけではないけれど、まもなく80になろうかという年齢です。 何かあったら大変だからと、妹夫婦が鎌倉の家の庭に別棟を建てるから越してこないと言われたのもきっかけになったのでしょう。 結局、子供の世話になるよりもお医者さまやプロの介護士の面倒になるのがいいからと、今の施設に入居することを選んだのです。 母らしいなぁ…、と思ったけれど

最低のお花見ほどよく覚えてる…

今日は春分の日。 桜も花を咲かせはじめ、まもなく本格的な花見のシーズンです。 いい花見にしよう。 そう思って日を選んだり趣向を凝らした企画をたてたりするのがたのしい。 ただサクラは人の思い通りになるものじゃない。 春の天気は気まぐれですから、残念な花見になってしまうことも往々にしてある。 でも散々な花見も花見。 そして案外、思い出深い花見になったりするものだ…、ってそんな話をしてみましょう。 そもそも花見ってどういう歴史をもってるんだろうとかいろんなお話。 「花見」ってキ

今のiPhoneを買い替えられなくている理由

ずっとiPhoneを使っています。 はじめて使ったのが2007年。 それから使い続けてもう17年。 Android搭載機と2台持ちをしたこともあったけれど、OSとハードウェアが手に手をとって進化するiPhoneと違ってとっ散らかった感じに馴染めなかった。 折りたたみ端末を使ってる人をみるとちょっと羨ましかったりするけれど、メイン機はずっとiPhoneなんだろうなぁ。 今、使っているのはiPhone11 Pro Maxです。 新世代が発表されるたびに買い替えるほどの新し物好き

東京ってスゴいところって思った「ぎんざNOW!」

ボクたち家族が松山を引き払って関東に出てきたのが1977年。 ボクが高校生のときのことでした。 「東京に行く」と田舎のみんなに挨拶をしたけれど、実際、居を構えたのは神奈川県の葉山。 御用邸のある町といえば聞こえはいいけれど、住所は「神奈川県三浦郡葉山町」でしたからどこか都落ち感がありました。 小高い丘の中腹にあった小さな家で、ずっと大きな家に住み慣れていた母は「掃除機のコンセントを差し替える回数が減ったから家事が楽でいいわ」なんて言って陽気に笑っていたけど、慣れぬ土地での生活

裸で芸をする人、芸もしないのに裸の芸人

日本のバラエティ番組につきものなのが「ひな壇」。 発信されるコンテンツとなんら関係のない人たちが番組を盛り上げるために座ってる場所。 ひな壇に並ぶ人たちのほとんどが芸人たちで、他には売り出し中のアイドルやプロモーションのために駆り出された芸能人。 彼らも番組制作費の一部なんだよなぁ…、と思うとそのほとんどは無駄に感じる。 無駄に感じる程度であれば我慢できるのだけど、目のやり場に困る人が並ぶことがあって、例えはボクはフワちゃんと呼ばれる、本来、テレビのような場所に呼んできては

英語のメニューは英訳メニューじゃダメなんだネ

今日、天丼を食べていたら隣にチャーミングな女性が座った。 テーブルに置かれたメニューを開くも注文が決まらない。 最初から最後までページをめくって、ひっくり返しあたりをキョロキョロ見渡している。 あぁ、インバウンドさんなんだなぁ…、って思った。 アジア系のアメリカ人でしょうか。 そっと右手を挙げて「English menu?」とお店の人にそっと言う。 お店の人が急いでメニューを持ってきました。 装丁も写真も同じように見えたから、おそらく日本語のメニューの日本語を英語に翻訳して書

アメリカのティーバッグのなぜ

ロウリーズというプリムリブの専門店があります。 ロサンゼルスに本店のある高級店として有名な店。 銀製の大きな覆い付きの保温機に収められたローストビーフをワゴンにのせてテーブルサイドでカービングするというサービスが売り物で、外食産業の人たちが西海岸の視察旅行にいくと必ず立ち寄っていた店。 ダイヤモンドジムブレイディと呼ばれる700g近いカットを食べ切ることができるかなんておじさんたちが無邪気に大食い大会をそここで繰り広げるのがほほえましかったりするんですね。 肉で腹一杯にして食

大吉原店大炎上と吉原炎上

東京藝術大学大学美術館で3月から開催予定の「大吉原展」が大炎上中のようでございます。 五社英雄の「吉原炎上」が大好きでしょうがないボクにとって、吉原は炎上してなんぼのもんじゃないかと思うのだけど吉原というテーマの扱い方が悪かった。 展示会の内容そのものはこう説明されています。 …、とこの解説は決して悪くないと思う。 むしろ、観てみたいなぁ…、と思うけれど公式ウェブサイトに行くとトップページがピンク。 しかもこんなキャッチコピーが踊ります。 イケてる人は吉原にいた…、なん