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レストランをコンセプトする!

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新しい店。新しい料理。 新しいコンセプトに新しい業態をやさしく、ときに厳しく考える。
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2020年3月の記事一覧

苦いカレーのカレー屋ボングー

新宿駅の南口。NEWoManの一階にカレー屋さんが先日オープン。 カレー屋ボングーっていう名前でグルメなカレーを売り物にした店なんだという。 それで来てみる。 オープン後数日は全商品が半額になるキャンペーンをやっていたこともあって、すごい行列。メニューのほとんどが1000円台の後半で、ここが売りたいビーフカレーに至っては3000円前後という値段になるから、半額セールっていうのはかなりのお得感があるからでしょう。 定価に戻った今となっては案外すんなり入れる感じ。 友人はカツ

餃子を売って24時間飲ませる店…、って。

夜、ちょっとしたお勉強。 ここ数年ちょっとしたブームの様相を呈しているように感じる餃子居酒屋の1店舗。「餃子販売所いち五郎」という店。 小滝橋通りの入口近くにあって、数年前までは確か「とら五郎」って名前の餃子の店だった。磯丸水産をやってる会社に買収されたのか、あるいは店の権利を譲ったのか、中に入ると昔のまま。 とら五郎のときにはぼんやりしていた状況だった。それが今日はほぼ満席。しかも食べて飲んでいる人たちは学生グループか20台後半の女性がほとんど。にぎやかなことに圧倒され

消化に悪いけれどおいしいというビジネスモデル

御徒町の駅からちょっと歩いたところにおもしろいそば屋ができたというので来てみる。 「蔦や」という店。 大きな板の看板に「お勝ちそば」「超太肉そば」と書かれてもいて、超太い麺を使った肉そばが主力商品という趣向。 向島に「角萬」っていうそば屋があって、東京各地に分かれがある。家の近所の四谷三丁目にもかつて一軒あって、その極太の麺とその麺にも負けぬ出汁のおいしさ。甘く炊かれた厚切りの豚バラ肉とその組み合わせの妙によく通ってた。 そのリスペクト業態のよう。 料理世界には「消化に悪い