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レストランをコンセプトする!

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新しい店。新しい料理。 新しいコンセプトに新しい業態をやさしく、ときに厳しく考える。
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こりゃ、最上級のカツカレーバーガーじゃないかなぁ…。

銀座でお昼。ひさしぶりに「グリルスイス」のカツカレーを食べようかなぁ…、と思った。 日韓首脳会談でオムライスが有名になっちゃった煉瓦亭の二軒隣。煉瓦亭は今日も行列。さぁ、カツカレーをと思うも、そうだ。グリルスイスは移転しちゃっておりました。 今は「ドムドムハンバーガープラス」。 ドムドムとグリルスイスのコラボメニューの「カツカレーバーガー」をやっていて、試すことにした。 カツカレーライスがカツカレーバーガーに化けちゃいました。オモシロイ。 表面ツヤツヤしたバンズ。 フ

おいしい海苔がありさえすれば出汁いらず!

新宿駅に「イイトルミネ」っていう施設ができた。 駅の構内。ずっと工事囲いができていて、なにをやっているんだろう…、と思ったらデパ地下+イートインって感じの施設ができていた。 そのいきなり具合にビックリすると同時に、週末の昼時にたまたま通りかかったんだけどスゴいにぎわいにまたビックリ。 なにしろJR新宿駅だけで毎日60万人以上が利用するといいう世界一の駅の中です。 鳥取県の人口が53万人ですから、鳥取県民以上の人が小さな駅に毎日集まってくるということですからスゴいです。 飲

豪快にして贅沢なバフェ。人のもてなしも上等でした!

「銀座八芳」という店でバフェ。 高速道路の高架下にある肉のハナマサの地下一階。店は見事に作り込まれて食べる前からワクワクしちゃう。 食材を並べた台が店の真ん中に設られててその豪華な景色に息を飲む。 蟹があります。 茹でたタラバにズワイ、香箱蟹がドサッと置かれ、しかもなくなると次々補充されていく。 蟹の横には殻付きの牡蠣。手前に甘エビがドサッと置かれ、上には刺身。マグロにサーモン、鯛にハマチにホタテがズラリ。 焼いて食べるようにアワビやホタテ、つぶ貝、サザエと貝類ズラリ。

20種類の料理をひたすら蒸して味わう、岐阜の魚末

魚末という店で夕食。岐阜市の東北、関市という山の中の町にある蒸し料理の専門店。 6年前に一度来た。 予約が取れないことで有名な店で、そのとき3年後の予約をとって楽しみにしていたのだけど、コロナの真っ最中でボクはくることができなかった。 そこから3年待っての2度目の訪問。 お店の外観はそっけなく飲食店というよりも仕出し屋さんのような設え。 座敷に囲炉裏のようなテーブルが置かれ、大きガスバーナーが埋め込まれている。上に鉄釜。穴の空いた板の蓋。そこにせいろを置いて中の素材や料理

いろいろ変わったサルバトーレのランチバフェ

ひさしぶりにサルバトーレのランチバフェ。料理の並び方が随分かわっておりました。 前回までは野菜推しでサラダ野菜が目立つところに置かれてた。しかも野菜類だけ独立したとこで、野菜でお腹いっぱいになってってって感じがとても好ましかった。 ところがサラダコーナーがピザやパスタが置かれたテーブルに統合されて、野菜の種類も少なくなってた。ちょっと残念。 ドレッシングやナッツやドライベリーと言ったトッピング類は豊富に揃ってて、野菜をたのしく食べられるのは今まで通り。 ピザのサイズは小さ

手間をかけます…、ポーたまおむすび

東京駅前のミッドタウン八重洲の地下に「ポーたま」ってお店がある。 「できたて、片手のごちそう」というのがキャッチフレーズ。 沖縄に「ポークたまごおにぎり」って郷土料理がある。ポークランチョンミートと卵焼きをご飯と海苔で挟んだいわゆる「おにぎらず」系のおむすびで、その専門店。 お店の前に共用のイートインスペースが多少あるものの専用の客席はないからテイクアウト専門で、同じビルのオフィスフロアの人たちが次々買いに来ていて人気があるよう。 作り置かず注文が入ってからひとつひとつ作っ

ステーキ屋さんがとんかつ屋さんになっちゃった。

四ツ谷のホテル京阪の地下に「とんかつ&焼鳥An」ができた。 ひとつ隣の赤坂見附に一号店があってその支店。一階にサルバトーレがあってその系列の「ステーキファースト」ってステーキ屋さんがあった場所。あまり流行っていたように思えなかったからリニューアルでリブランドということなのでしょう。 ステーキがブームになった頃に作ったステーキファースト。その座をとんかつに明け渡したというのが興味深くてやってきてみた。 お店はほとんどステーキファースト時代と同じ。バルっぽい作りだったハイテー

ミートボールにマッシュポテト…、おいしくないはずがございません!

有楽町の駅の近くのミッドタウン日比谷の地下のフードホールがちょっと好き。 「ちょっと」がつくのは中途半端なところがあって、それというのも、お店は8軒揃ってる。 セルフサービスのお店もあればテーブルサービスのお店もあって、テーブルサービスのお店は柵を作って、サービスが受けられるのは柵の中だけ…、って静かにけれど強烈に言い張っているように見えるところがちょっと残念。 柵の外側はとても自由で、複数の店の料理を並べて食べることだってできるのですもの。上等なフードコートのような感じに

台無しなのにおいしいクロワッサンパニーニ

都バスにのって渋谷最初のバス停が「渋谷区役所前」公園通りを登り切ったところにあって、目の前にタワーマンション。その一階に「ゼブラコーヒー&クロワッサン」ってカフェがある。 朝からやってて朝ごはん。 入り口脇にノルディックな丸いテーブル。ルイスポールセンのペンダント。庭に面したカウンター席と吹き抜けを眺めるカウンターが設られた小さなホール。 階段トントン上がったところにキッチンがあり、そこにもテーブル、カウンター。セルフサービスだからできる自由な客席レイアウト。 座る場所

カレーライスと汁なし担々麺のハイブリッド…、みたいな感じ!

神田駅からちょっと歩いたところに「カラシビカレー鬼金棒」ってお店がある。 隣が「カラシビ味噌らー麺鬼金棒」。 池袋に支店のある人気のラーメン店で、名前の通り辛くて痺れるスープが特徴。 日本には2店舗しかないのに台湾には5店舗というのも独特。 その店はスゴい行列。お店の前に並ぶだけじゃなく通りを挟んだ反対側にまで人が並んで待っている。 そこが作ったカレーのお店。人気があるに違いない…、と思って来たらノーゲストにて拍子抜け。こりゃラッキーと思うことにする。 お店の外に券売機。

紐を食べるがごときつけ麺。ほどほど甘露

出張帰りに腹ごしらえ。東京駅前のkitteの地下にやってくる。 日本郵政系の不動産会社の施設。東京駅前だけじゃなく博多駅前、名古屋駅前にもあってまもなく大阪梅田にもできる。 郵便が鉄道を使って運ばれていた時代に仕込んだ駅前一等地の再開発ビル。 寝ていた資産の活用だからどこも結構贅沢な仕上がりになっている。 ただテナント選びに不慣れなところがあったのでしょう…、開業以来飲食テナントは出たり入ったりが激しかった。特に地下に出来てたデパ地下みたいな食品売り場は駅中売り場と丸かぶり。

パッケージングがコンセプト?…、って感じのピザッタ

ミスタードーナツが「ピザッタ」って商品を導入してる。 食べてみたくて歌舞伎町のお店に来てみる。 お店はスゴい混雑ぶりで、お店の外にまで10人ほどの行列ができている。 とは言え客席はまだあいていて、半分以上の人がテイクアウトのためにならんでいるみたい。 最後についてしばらく待ちます。 2、3人で来ている人が多かったのか案外すんなりレジ前まできた。 ピザッタのポスターの横にはラーメンメニューやホットドッグの写真があって、一体ここは何屋さん?って思ってしまう。 ピザッタのマルゲ

シェアオフィスのロビーのカフェのブラウニー

東銀座で打ち合わせ。「TERON COFFEE」で待ち合わせする。 はじめてくる場所。2階から上がシェアオフィスになってる建物。その一階でロビーのような役割をするコーヒーの店。 地下はミーティングルームになっていて、ミーティングが入っていないときには客席として自由に使える。 最近、こういうコーヒー専門店が増えている。 シェアオフィスの利用者が固定票。利用料が安定的に入ってくるから家賃の負担も少なくてすむ。 立地に少々難があっても、近所にインバウンド向けの宿泊施設があるよう

ブゴク定食たった一品…、という潔さ

体のすみずみまで染み渡るような滋養に満ちた朝にしたくて東銀座の「たらちゃん」にくる。 韓国の干し鱈のスープ、ブゴクの専門店。 赤坂の一龍別館のソルロンタンにしようかちょっと迷ったけれど今日の気持ちは海の滋養。それでたらちゃん。 ブゴクの定食だけの超専門店で、お店に入るとスープの匂いで満たされている。 カウンターの中に厨房。 スープがたかれた寸胴の鍋から湯気が湧き上がり、空気がおいしく潤っている。 寸胴鍋からスープを手鍋にとってIHヒーターにのせて温度を揚げていく。しばら