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朝のスパイスカレー食堂

ひさしぶりに「スパイスカレー食堂」で朝ごはん。

四谷三丁目から四ツ谷に向かって歩く途中にあるスリランカカレーの専門店で、お店の周辺にはカレーの香りが朝早くから漂っている。
エキゾチックな女性の笑顔にこやかなポスターに「この一皿で人生が変わる」って書かれてて、今日は人生を変えてやろうと思ってたちよる(笑)。
朝専用のちょっと手頃な値段のカレーが5種類。

パリップっていうスリランカの豆のカレーがベースになってて、チキンやポーク、野菜のキーマカレーを盛り合わせというバリエーション。
豆のカレーとブラックチキンカレーの盛り合わせを選んでボタンをポチリと押して、お店の人に食券渡し「ご飯半分で」とお願いします。
通常ご飯はかなり大盛り。朝のお腹にはちと重いから。

それにしても券売機の上に「おひとり様につきお食事1つご注文お願いします」って張り紙が出されてた。インバウンド人気のお店でよく見る張り紙。そういう人がくるんだなぁ…、って思ったりする。

お店は小さい。カウンターだけ、10人足らずでもういっぱい。ワンオペながらテキパキ料理は出来上がる。

ご飯半分でも大きなお皿にカレーがたっぷり。
黄色い豆のカレーにコーヒー色のチキンカレー。
千切りのニンジンといんげんと玉ねぎのカレー煮込みが盛り付けられてる。
鶏肉は繊維がほぐされた部分とまだ塊のままのところが混じり合ってて鶏皮発見。

丁寧に剥がしてあとは一気に混ぜる。
混ぜれば混ぜるほどおいしくなる…、ってポスターに書かれてもいてそれでひたすら混ぜていく。

ご飯はパラパラの長粒米。豆のカレーは豆が潰れてとろみが出ていてカレーは徐々にぽってりしてくる。
うま味や風味がしっかりしていて潰れた豆がザラザラと、お米がパラッと口の中でちらかりそれをカレーがまとめる。朝のお腹にやさしい仕上がり。

スパイスが用意されてる。しかも2種類。「追い辛スパイス」「香り追いスパイス」それぞれをたっぷりかけてまた混ぜる。
混ぜてるうちにスパイスが飛び散ったのでしょう…、鼻がムズムズ。クシュンクシュンとくしゃみが2回。
辛みが豆の甘みをグイッと引き立てる。鶏はしっとりやわらかで、塊肉も噛むとハラっと繊維が崩れて散らかっていく。

キュッキュと潰れるいんげん豆にスベスベしながらとろける玉ねぎ、ザクザク歯切れる甘いニンジンと食感多彩で香りも鮮やか。
いろんな味や香りや食感が一度の口の中へと飛び込み混じって消える。
おいしいなぁ…、お腹の中から体がキレイになってく感覚。
体が芯からあったまり、ターメリックのお茶で口のほてりをさましお薬飲んでまた歩く。


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