見出し画像

手づかみできるビフカツ、それもとびきりおいしいの…。

銀座の街をぶらぶらし、そうだ、あそこのサンドイッチも食べておきたい。
そう思って新橋演舞場を目指して歩く。
銀座といってもほぼ新橋。
柳が揺れるどこかのんびりした町並みに、かつてこの界隈が木挽町と言われた時代の風情を感じる。
「新世界グリル梵」というお店があります。

画像1

ビフカツのサンドイッチで有名な店。
新世界の梵と言えば渋い街の渋い洋食屋さんで有名で、そのビフカツサンド部だけが独立して東京に店を作って…、って感じの店。いくつかの小売店におろしていたりするので食べる機会は増えたけど、さすがにここで食べるできたては格別の味。カウンターにトースターがズラッと並び、大きな肉の塊をその場で叩いてやわらかくしカツレツにしてサンドイッチにする一部始終を眺めて待つ時間もゴチソウ。

画像2

スパッと切れた見事な断面。レアな牛肉のワインレッドの色が目のゴチソウでまとったパン粉は焦げてカサカサ。スパイシーなソースが牛肉の味わい、風味を引き立てる。

画像3

肉はやわらか、ジューシーでパンが歯切れる力でスパッとちぎれていくほど。しかも口に入った途端にパンの存在を忘れてしまえるほどに肉がおいしく、サンドイッチというよりも手づかみできるビフカツって感じがするのにウットリします。もしかしたらビフカツの食べ方としてこれが一番おいしいのかも…、と思いさえする。

画像4

グリーンサラダがついてくる。

画像5

お皿の一角にはカレー風味のピクルスがあり、それらすべてがサンドイッチをおいしくするためにあるというのがまたおゴチソウ。変わらぬ魅力にホッとしました。散歩する。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?