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サッカー知らないかも:知らないかもの視点 Vol.3

コーチは、サッカーを知らないかも知れないという視点でサッカーを観る、語るようにと、僕らに言う。サッカーに同じ状況が2度と起こらないスポーツだから。

サッカーの原則や戦術は、今までサッカーというスポーツが始まってから長い年月をかけて生まれたセオリーであり、どれも覚える必要はあるけど、これから僕たちが行う実際のサッカーには当てはまらないかも知れないんだ。昨日までの戦術が今日にはやくに立たないかもしれないんだ。

グアルディオラという世界一の監督がバルサで監督を始めたときも、選手は彼の戦術が今まで見たことも、聞いたこともないものだったから、ある選手はこの監督は頭がおかしいと思ったそうだよ。

学校の授業では解答が一つしかないことが多いけど、サッカーの試合や大人になって社会に出たら、正解は無数にあり、人それぞれ正解が違うこともあるってコーチが言っていた。自分の意思で決定するしかないんだ。

この前あるチームの監督が試合中、選手に一つ一つの動きを怒鳴って指示していたけど、監督の言った通り動くようになると選手は受け身になって、自分でプレーを主体的に考えなくなってしまう。そうするとチームは死ぬんだってコーチが言っていた。

サッカーを知らないかもしれないという視点が本当に大事なことがわかった。正解は無数にある。監督は自分がサッカーを知っていると思って全てを指示してはいけないんだ。選手が勝手にプレーをするのも困るけど、チームスポーツは自由と責任の中で自律的プレーをすると創造的なプレーができるそうだよ。

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