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later that

later that

短針が8を指したら 
南の柱に寄りかかる姿に 見とれて嬉しくいられたのに

秒針が声の邪魔をする 少し高く部屋に響く音 
8畳がすべての世界だと 言ってしまえたのなら

新宿は嫌い 
人ごみにまぎれてあなたの匂いまで消えてしまうから

空回る感情がもう届かないなんて空中分解 
性善説を唱え生きるには長すぎる余生

沈む夕日に照らされたあなたの静かな横顔に 
からめとられた心が 今も解けない魔法

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これでさよなら

これでさよなら

「僕は君に会えて嬉しかった」なんて言うか 今更 
君と行った思い出の場所は二度と行かない 
さよなら

外は雨 今日もどしゃ降りだね 
明日は晴れ それは嘘 
憂鬱な音色鳴らしてはさ 朝をまだ待っている

言えないことがたくさんあって 
言わないことに安堵して
「生まれ変わったら」なんて事は 
くだらない

「一緒にいたい」 
ただそれだけなのに なんて無意味 
痛い 傷つけられていないのに 

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5ミニッツ・アフター

5ミニッツ・アフター

あなたの華奢な手が
そっと僕の髪を撫でる
見ないふりをしていたってもう
嫌気が差してくる頃

あなたの華奢な手が
僕の髪を撫でる度に
傷がついていくのを
ずっと知らないふりしていた
無視していたって五分後にはもう

本当の事は言えたことなどないよ
根性なしで
本当の事は言えずに居たらいいよ
根性なしでも

あなたの華奢な手が
そっと僕の髪を撫でる
見ないふりをしていたってもう
嫌気が差してくる頃

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ホーム

ホーム

最終の電車
ガランとした駅のホーム
飛び降りる寸前

このまま落ちてバラバラになった後は君が
食べて、くれるの?

なんて、
泣き言

ほら 笑って
僕はずっと
ずっと泣いてるから

始発の電車
僕は冴えない社会の
螺子の一部を演じて
このまま生きて
ヨボヨボになった後は君が
埋めて、くれるの?

なんて、
呆れた

ほら 笑って
僕はずっと
ずっと泣いてるから

下卑た街の端で寒い夜を明かした

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空の青さは関係ないよ
だって私は夜だもの
星はいつでも見られるけれど 月は気まぐれ もういない

わたし宗教になりたいんだ 君だけの
でも
わたし根性ないから飽きちゃうんだ
けどいいの


石の重さに願ってみたり
太陽に手を伸ばしたり
ここで一人で頑張るけれど
けして世界は変わらない


わたし宗教になりたいんだ 君だけの
でも
わたし根性ないから 飽きちゃうんだけど
わたし宗教になりたいんだ 今

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ステイホーム

ステイホーム

ステイホームって言われても
生活は何も変わりはない
周りは変わったと言うけど
けど でも そうだな

せっかく休みが多いなら
行きたいところがあったな
ハンマスホイ バンクシー メスキータ
出来たら手を繋いで

最近ネットサーフィンする
時間が増えたのわかってる
情報に弱いあなたの
強い意志が見られるね

変わりたいって思ったんだね
ネットに答えはありましたか?
調べて出てきた答えで
果たして変わ

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嘘

「月が綺麗ですね」と言うといつも緊張
名著 千円札のせいで

「君は綺麗ですね」と言える日は妄想
迷走でしょう 口走ってしまいそうだな
泣きそう

なんて言ったりして 嘘でして
曇ってばっかいて
大して見えもしない 月も 君の顔も
どうして嘘なんて くぐもってる声で
だって 愛してるって言ってるみたいで

「息が止まりそうです」 もう比喩じゃないな
心臓出そうで 証明しそうな現状

仕様のない言葉

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桜

気がついたら周りからおいてけぼり
冬眠から目覚めたばっかなの私
正しいがどっちかもわからないまま
誘導されるまま

「ああ、春だなぁ」なんて 今年は思ってない
でも桜綺麗だったな
そしてまるで桜なんかじゃなかったみたいに 夏を迎える

きらきら輝く季節が来る頃には 君ともうまく話せるかな
尖った青葉が光に反射する
君はそうね 私はこう それでいいって 言えるようになりたいのに

さっきまで見ていた

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※試聴版です。オリジナル版(04:36)は購入後に視聴できます。

完成当初の歌詞です。

あまりに地獄に近過ぎて、これは公に出せないと思い、初めて歌詞を変えるということをした記念作です。買ってでも地獄を見たかった物好きさん、ご購入ありがとうございます。

天国に一番近い日

天国に一番近い日

この後の話をしよう
終わった話をしよう
目が落ち窪んでいって
頬が痩せこけていって
会うたびに増えてゆく白髪が
光に透けてる

何が悲しい

心は何処へゆこう
この川を下ってゆこう
泥水に落ちても また心臓へ戻そう
きっと綺麗にするから
それまでは汚れていよう

そんな身体じゃ駄目でも 抜け殻になるよ
いつか触れた手で 全部持っていった

このまま私は一人
孤独に死んでいくのって
そんな悲しい顔す

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信号が止まったら 君の心臓も止まる 
真っすぐ伸びた綺麗な線と真っ赤なモニター


今日だと思わなかった 
別れは突然とよく言ったもんだなってなんて泣いてるのは 今日の僕だった

泣くと思わなかった 
君が目を開けないまま言った気がしたって?なんで?
そんな妄想も全て無意味だった 

僕の体が 君を忘れていく 
不規則なサイレンの音

もう キスもできないくらいに冷たくなった 足も手も長い髪も 

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もう サヨナラ、サヨナラ さようならって言ったのに君はひとりぼっちなの?
ねぇ教えてダーリン もうダーリンじゃないから 
愛から零れ落ちて 死んだのは君のせいだって言うの
ねぇ聞かせて 愛に アイニー


気付くのはいつだって遅くて 君のSOSが聞こえない 
嫌いになったのは勝手だけれど 私のSOSはもう聞こえない?

泣いてなどいないのに意味ない
教会に響くネオエレジー
みっともない叫びも届かな

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不在、着信

不在、着信

今の時間君は寝てる ロングスリーパー 朝方人間
今夜きっと君に会える 毎月10日 火曜市

明るい午後3時 日差しを避けるのさ 傷つきたくはないから

「おやすみ」

3、4、5、6…1日が長い
永遠に続く未来を見ない
3、4、5、6…もう動かない
1日が長い

融かした夕日 流す涙を
君は 知らない 知れない
朝焼けの頃 僕の苦悩を
君は 知らない 知れない

陽が昇る先の 痛む心を
君は知らな

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