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【日記】ペンネームのお話。


こんにちは、ともるです。

突然ですが、ペンネームって持ってますか?
持っているかたは、どんな理由でつけましたか?

自分のペンネームは「柄本ともる」です。

この名前にはいろいろな意味を込めて付け…

た訳ではなく(笑)、
あんまり深く考えずにつけました。

実は、最初に考えていたペンネームは「柄本光帆(みつほ)」でした(今と全然ちがう笑)。

なぜ「光帆」だったかというと、
わたしの敬愛する辻村深月先生の小説「凍りのくじら」の主人公・理帆子と、その父親・光から漢字をもらおうと思っていたからです。

しかし、このペンネームで公募に応募しようとしていたときに、字面や音の響きがなんとなく自分の中で違和感があって。

名前の良し悪しではなく、自分の別名としてなんとなくしっくりこない感じや、
自分は女性ですが中身あんまり女性らしくないので、

「みつほ、ってどこの女の名前や」とどこか他人の名前を見ているような(笑)

慣れるものなのかなと思いつつ、しっくりこないペンネームを使い続けるのも嫌だったので、
ほかの案を探すことにしました。

そのときに、以前書いていた「将来自分のこどもにつけたい名前案メモ」を見つけました。

一時期、自分のこどもにつける名前を延々と考えていた時期があって(生まれる予定ないのに)、

キラキラネームではないけど、誰とも被らなさそうな、文学的な名前を考えたい!
と思っていて。

思いついたときにメモをしていました。

その中に見つけたのが、男の子の名前としてメモしていた「灯(ともる)」でした。

自分の本名にも少し似ている名前で、中性的な響きもしっくりくるなと思い。

「灯」だとなんと読むか分からなさそうだなと思ったので、表記はひらがなにすることにしました。

なかば「これでいっかw」的なテンションでつけた名前でしたが、今は割と気に入っています。

理由は「ともる」という名前に後から意味を見出しはじめたからです。

わたしは学生時代に作家を目指していて、社会人になってからは創作から離れましたが、27歳くらいのときにもう一度、創作を再開して今に至ります。

「消えたと思ってた創作の火は消えてなかったんだなあ」

と、本格的に創作活動をするようになって、ふと思ったことがありました。

そのときの気持ちが「ともる」という名前とぴったりだなと、

あまり深く考えていなかった名前にもこうやってつながって、意味が生まれるんだなと思いました。

あと、最近自分の作品づくりをしていて思うのは

大ヒットする物語ではなく、少数でも誰かの心をちょっと明るくするような物語を作れたらいいな、ということ。

読んだあとの余韻で、夜ちょっと眠れなくなってしまうような、
一夜でも誰かを照らすような、そういうものを作りたいなと思うことがあります。

だから結果的に「ともる」という名前は自分にとってとてもいい名前になりました。

「柄本ともる」の人生はまだはじまったばかりなので、まだまだ未熟なことばかりですが、これからもっと作品を生み出していきたいです。

また、「柄本ともる」という名前は自分の本名もちょっと混ざっておりますが

実は本名のほうのわたしは
本日、誕生日を迎え31歳になりました。笑


小さい頃に抱いた「物語を作る人になりたい」という夢を
この歳になってまだ追いかけることになるとは思っていませんでしたが、

ふたたび灯ったこの火を絶やさないように、少しでも長く、多く、誰かを照らすことができるように

これからも精進していきたい所存です!


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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