龍馬史

「龍馬史 / 磯田道史」読了。龍馬自身が残した手紙からその性格の面白さを紐解き、序盤は龍馬の生涯を丁寧に振り返る。後半は龍馬暗殺の真相についてディープに掘り下げて、巷の諸説を一つずつあらゆる角度から考証した上で、真犯人は誰なのか決定的な解答を出している。(12)

大村益次郎もそうだけど、あんなに沢山の歴史上での大仕事を成し遂げた龍馬が、自分の生死については全くの無頓着だったために、易々と暗殺されたのが実に不思議である。まあこの警戒心の無さが、時に西郷や桂、後藤象二郎の心を動かしたんだろうけど。

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