宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八

「宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八 / 小野雅裕」読了。世界初のロケットの驚くエピソードやアポロ計画の裏方の努力から現在とこれからの宇宙技術について、NASAジェット推進所で活躍している著者が、綺麗な天体写真と一緒に紹介している。(17)

この数十年で人類が月の土を踏み、はやぶさが小惑星の土を持ち帰り、ボイジャーは太陽系の外へと旅を続け、火星ではローバーが鮮明な異世界の写真を地球に送り続けている。そんな時代に生きているのだから、もっと宇宙に興味を持たないともったいないと思う。

ボイジャーが天王星付近から撮影した写真に写っている地球は、普段僕たちが見上げている夜空で見える何気ない星の一つのように"淡く青い点"でしかなかった。宇宙規模で考えると地球なんて限りなくちっぽけ一つの惑星にすぎない。その惑星の中で殺し合い、四苦八苦して生きている人類が滑稽に思える。

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