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皆さんの「作業療法の核」は何ですか?

 研修のお知らせも兼ねての投稿です。2月5日(日)に「続・作業療法の核を問う続・作業療法の核を問う~OTの源流、アイデンティティの再考~」というテーマの研修があります。私も中の人として少し動いております。

 

 皆さんはOTのアイデンティティや作業療法の核についてどのようにとらえているでしょうか?歴史から学ぶものもあれば、臨床を通して自分の中に出来上がってくるもの、色々とあるのではないでしょうか。

歴史から専門性を確認する

 今回の研修は源流が一つのキーワードとなっていますが、自らの専門性への理解を深めるためには歴史を遡っていくと理解しやすいといった側面があります。じゃあ実際の作業療法の歴史はどうなのよということは今回の講師である京極真先生が以前インスタグラムで講義されていた「らいすた」や京極先生のブログなどから学ぶのが分かりやすいのではないでしょうか。

あとはYusukeさんのnoteにも期待です笑。

 私自身は、キールホフナーが作業療法の歴史をパラダイムによって考察していくといったことを始めて知ったのが湘南OT交流会だったと思います。

 ただ、そこまで歴史やアイデンティティについて学ぶぞ!といった気概があったわけでもなく…。

 今回の研修は、大事なんだけれど、いままで研修で扱われるようなことのなかったテーマだと思います。作業療法の本読んでいるとたまにそういう話出てくるよね、学会とかで時折耳にするよね、ということはあってもメインテーマにならなかったのではないでしょうか。私自身もとても楽しみにしています。

あわせて大切にしたい「ありふれた臨床」

 私自身、最近はあんまりアイデンティティがどうとか、こうあるべきとか、こう修正すべきとか、実をいうとあまり気にならなくなってきている感覚があります。

 この10年ほどで明らかに流れが変わったし、作業療法学生からも面接の話や、作業モデルの話が出るようになりました。「それは作業療法じゃない」もあんまり聞かなくなったような気がします…笑。

理論は実践にとって必要な理解の方法を提供する.実践は,私たちが知らなければならないものを示し,理論を実生活に応用することによって,私たちの理論の理解と展開を豊かにする.

Gary Kielhofner著 作業療法の理論 第3版

 現場の「ありふれた臨床」を大切にしたうえで、理論をもう一度見直したり、解釈することでさらに豊かにする。そんなフェーズに入りつつあるのではないかと思っています。

 それでは、研修でお待ちしております!

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