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日本酒好きに学ぶ!酒蔵見学を充実した時間にするコツ

「日本酒を、もっと身近に」という理念をかかげながら活動している日本酒メディア・コミュニティ『酒小町』。今回は【酒蔵見学ってどんな感じ?】についてご紹介していきます。 

このマガジンでは、日本酒の豆知識をわかりやすく、ちょっと飲んでみたくなるようなコラムを書いています。

日本酒が好きという人はもちろん、日本酒がはじめてな方、好きで飲んでいるけど専門用語まではちょっと…という方、これから日本酒を勉強してみたい!という方、ぜひお酒を片手に読んでいただけると嬉しいです。

ただ飲むだけでもお酒は美味しいですが、少し知識をいれるだけで普段飲む日本酒が更に美味しく、楽しくなりますよ!


酒蔵見学のシュミレーションをしてみよう

今回のゆるゆる日本酒教室は【酒蔵見学ってどんな感じ?】のお話です。

みなさんは、酒蔵見学に行ったことはありますか?わたしはとある企画に参加して、蔵見学に行ってきました!訪問した酒蔵は、千葉県・鍋店(なべなだ)株式会社。代表銘柄は「仁勇」と「不動」が有名です。

今回は酒蔵見学の大まかな流れをみてみましょう!「酒蔵に行ったことある!」という方は思い出しながら、ご自身の経験と比べてみてください。「まだ酒蔵には行ったことがない!」という方は、その時に備えて、脳内シミュレーションしてみましょう。

酒蔵見学に行く前に必要な準備

まずは酒蔵に行くところからスタートです。蔵見学は電話やホームページから申し込むことができます。参加するメンバーで相談し、日付や時間などを決めてセッティングしましょう。

酒蔵現地に向かうには、徒歩・電車・自転車・自動車など、いろいろな移動方法がありますが、酒蔵の場所によっては、電車ではアクセスしにくいこともしばしば。車が必要なことがよくあります。

しかし、ここで注意です。蔵見学の醍醐味のひとつは見学後のお酒の試飲。自転車や自動車で行くと、当然ながらお酒は飲めないので気をつけてくださいね。『酒蔵には行きたい。でも車で行くと飲めない。』このジレンマ、蔵見学を何回かすると、必ずどこかで経験します。

どのような順序で酒蔵見学は進むの?

はじめに、ガイドの方から全体的な流れ、蔵の概要の説明があります。蔵や銘柄の歴史、酒造りで意識していることなどに触れられますね。

そして実際に蔵の中をまわりながら、その場ごとの説明を聞きます。見学では①〜③の流れをとることが多いです。

①お米の処理するモノ・場所
(※精米する機械、洗米する場所、米を蒸す機械など)
②お酒を造るモノ・場所
(※お酒を仕込むタンク、お酒を搾る機械など)
③お酒を保存するモノ・場所
(※お酒を瓶に詰める機械、お酒を保管する倉庫や冷蔵庫など)

ただ酒蔵によっては、見学の順序は大きく異なります。日本酒造りの作業工程はどこもほぼ同じですが、同じ作業工程でも蔵によってやり方が違ったり、使っている機械が違ったりします。複数の蔵見学をすると、比較ができるのがまた楽しみのひとつです。

お待ちかねの試飲・お買い物タイムへ!

見学が一通り終わった後は、試飲や、売店でのお買い物タイムになります。試飲では、蔵でしか飲めない限定のお酒が出てくることも!見学していた中で話題にでてきたお酒が飲めるかもしれません。

必然的に飲み比べ・利き酒の状況になりますので、その蔵・銘柄での味の特徴をつかみやすいですね。

参照:第3回「飲み比べと利き酒の違いって何?」

売店でのお買い物も外せないポイントです。地元にしか出荷していないお酒や、通常のスペックと異なるお酒もたくさんあります。酒粕や地元特産品を使ったおつまみや食品、グラス・お猪口・Tシャツや前掛けなどの関連グッズもよく見かけますよ。

酒蔵見学で気をつけたい5つのポイント

ここで、酒蔵見学での留意点をあげておきます。

そもそも見学を行なっていない蔵も多い
お酒を造ってる時期は繁忙期にあたります。そうでなくても企業秘密や衛生管理の観点から外部からの出入りを制限していることもあります。酒類や飲食関係者による訪問やイベントなど、特別なシチュエーションであればOKがでることも。機会に恵まれた時は、ありがたく見学させてもらいましょう。

荷物はなるべく少なめにする
ぶつけて備品を壊したら大変です。また落とし物にも注意です。メガネやスマホをお酒の中に落としてしまった・・・なんてことになったら大変なことに・・・!身軽で両手があけられるスタイルがおすすめです。

脱ぎ履きしやすい履物を
酒蔵によっては土足厳禁の場所もあります。

見学の流れを止めない
特にツアーのような見学人数が多い場合で注意が必要です。一人だけ遅れると他の人を待たせてしまったり、説明を聞きそびれてしまったりします。最もよくない状況だと、酒蔵の中で迷子になる可能性があります。
写真を撮っていると遅れがちです。写真撮影NGな場所もありますので、必ず一言了承得てからにしましょうね!

見学中は酒蔵の人の指示・案内に従う
「もし自分の職場に外部の人が見学に来たら」と考えてみてください。見せられるものと、見せられないものがありませんか・・・?「見学してOK=好き勝手してもいい」ということではありませんよ。

いかがだったでしょうか?酒蔵見学に行った気分になったでしょうか?写真を今回はたくさんシェアします!行ったことのある、行ってみたい酒蔵はありましたか?

それでは今回はここまで。ではでは!

日本酒コラム『ゆるゆる日本酒教室』

日本酒コミュニティ「酒小町」

20代から30代の「お酒の場と、交流が好き」な人たちが集まる日本酒コミュニティ『酒小町』。「日本酒好きのあそび場」をコンセプトに、年齢も職業もバラバラの個性豊かなメンバーが乾杯するだけでなく、自分たちであそびを企画したり、日本酒について学んだり......誰もがホッと一息ついて自分らしくたのしめるようなサードプレイスをつくっています。

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コミュニティ内にはこのnoteのように、講義の形でない日本酒の知識を唎酒師さんがゆるゆる共有してくれるコラムがあります。美味しく、楽しくをメインにしていますが、こんな風に日本酒の知識を身につけながら飲むお酒もまた格別ですよね。
今回コラムを書いてくれた社会福祉士×日本酒学講師のダイゴさんのnoteはここから読めます。日本酒以外の話題も含め、優しくてわかりやすい文章が特徴です。

酒小町制作メンバー

 執筆:ダイゴ|社会福祉士×唎酒師・日本酒学講師=Sake Social Worker(note
 編集:naoko(X
 ディレクション:編集:sion(X
 企画:卯月りん(XInstagramnote

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