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オマケでフィルムが貰えた時代

ファイリングしているネガをパラパラとめくっていたら、「12枚撮り」のフィルムが出てました。

そういえばその昔、そこら辺のいわゆる「町の写真屋さん」に現像やプリントを出すと、よくオマケにくれたんだよね、試し撮り用のフィルムを。
当時は大した有難みも感じず、貰ったとしても、使っていたのか、使っていなかったのか。
しかし、現存する12枚撮りのネガはこれ1本なので、おそらく貰っても使っていなかったんだろうな。

パーフォレーション部分の特徴から、FUJI SUPERIA PREMIUM 400か、FUJI SUPERIA Venus 400と思われる


さて、20年前の自分は、12枚ぽっきりで何を撮ったんだろうなぁ…とスキャンをしてみると、ああ、これはね。商店街をロケハンした時に撮ったヤツだね。懐かしい。
カメラは、当時それしか持っていなかった、PENTAX ESPIO 105G。
シャッターボタンを押せば、押した指の持ち主が多少下手くそでも、それなりにキレイに撮れる優秀なカメラであった。




ショップ99。懐かしい。「何でもありますキュッキュキュキュ~♪」



よく見ると、ここに写り込んでいるのは、オリンパスでは…?


やっぱり、オリンパスである。

ネットで調べてみると、かつてここには、オリンパスの工場があったようだが、既に今はマンションに建て替えられているようだ。



クリーニング店かな



豆腐屋さん



猫。もうご存命ではないだろう…。



ここに写り込んでいる20年前の人達は、今何をしているんでしょう


撮影場所は、調布市と狛江市だが、今そこへ行けと言われても、絶対辿り着けない自信があるくらい全然記憶に無く、20年前のこの商店街、まだ現存しているのでしょうか。

それにしても、ちゃんと手元のネガには当時の風景が記録されている事を思うと、やっぱり写真って、面白いよね。

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