読書感想　ハンガーゲーム

ビジネスマンとしても人間としても、ビルゲイツさんに共感できる部分が多いです。読書家としてもよく知られているゲイツさんのおすすめははずれが少なく、いままで結構参考にさせていただいています。

そんなゲイツさんお勧めの一冊、ハンガーゲーム。

小説がお勧めになっていることは、かなりレアです。なので余程深い話なんだろうな、と思いながら読み始めたら、漫画みたいな本でした。

もともと「ヤングアダルト」に分類される小説なのでそれも道理ではあるのですが、ビルゲイツお勧め、ということだったのでいささか意外でした。

話の設定やプロットは興味深く、また、非常に読みやすく一気に読めます。しかし人物設定には深みはなく、リアリティラインも微妙で、いまいち感情移入できません。

エンターテイメント小説は嫌いではない（というかむしろ好き）なのですが、本作は「どうも乗れない」という感じ。でも読後に（あまり評判のよろしくない）映画版を見てしまったり、今は続編を読んでいるので、すっかり術中にはめられた、のかもしれません。