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イギリス海外就職⑥人員削減の波

アラフォーを前にイギリス大学院に進学し、そのまま現地就職したさけとばです!
2ヶ月ほど前に、仕事も安定してきて平和だな〜的な記事を書いたのですが。。
なんとその後、会社に人員削減の嵐が吹き荒れました。。爆

結果として、私自身は直接影響を受けることはなかったものの、私の所属するDivisionの4つのチームのうち、2つのチームが消滅することになるという、なかなかショッキングな出来事でした。

この記事ではイチ社員の目線から人員削減のプロセスがどう進んで行ったのかを紹介します。日本ではあまり起こらない事象のような気もしますが、興味がある方はご覧下さいませー。

1. 全体へのアナウンス


ある日の朝、いつも通りPCを立ち上げてメールボックスを開くと、私たちの部門トップからメールが届いていました。
件名は「重要なお知らせ」。
中身には主に以下の3点が記載されていました。
•経費削減のために部門内で人員削減を行うこと
•削減の考え方(方針や機能や地域など)
•対象となる人には3日以内に上司との面談が設定されること

読み終えて最初に思ったことは「え、私、職失うんじゃね?!」でした。なぜなら削減の方針に結構近い領域を担当していたので。
リモートワークなので、この気持ちを共感できる同僚も近くにおらず、寧ろこうしている間にも同僚が呼ばれたりしているかも?!と思うと迂闊にチャットもできず、しばし1人悶々としました。

対象者には上司から連絡が入るとの事ですが、今のところInvitation は来ていません。
でも午後に定例の1on1があるから、クビを告げられるとしたらこのタイミングかな?
在籍1年の命だったか、また就活しないとな。。と既に解雇通知を受け取ったかのような気持ちになりつつ、午後のミーティングを待ちます。

2.上司とのミーティング


あっという間に午後になりました。何を言われても冷静に。。と意を決してオンラインミーティングに接続します。
上司「Hi さけとば!午前中のメールで驚いたでしょ?まず安心して。私たちのチームには影響はないわ!」
私の不安を察するように穏やかに会話が始まります。
上司「私のチームは大丈夫だったんだけど。。残念ながら、AチームとBチームは、私たちの組織から離れることになったわ。。」
AもBもよく一緒に仕事してるチームです。ほぼ2チーム丸ごと消滅という事に、上司自身もショックを受けているようでしたが、
•彼らは基本的には数日以内に職場を離れること
•直近で対応が必要な業務についての簡単な指示
•彼らとの今後のコミュニケーションについてのアドバイス
についてさくっと話してくれて、コールは終わりました。

コールの後の気持ちはとても複雑でした。私よりも遥かに優秀なメンバーが、こうもあっさりと解雇になってしまう事への驚きや寂しさ(個人パフォーマンスだけではない、組織としての意思決定とはこういうものか。。)と、自分が組織に残っていい事への安堵と戸惑いの気持ちが入り混じったような複雑な感情を抱くことになりました。


3.組織を去る同僚とのお別れ


私たちの組織では、解雇通知の途端、全てのアクセスをロックアウトされるような大胆なスタイルではなく、数日はアクセスできるようで、何人かの同僚とはその後コールをしたりチャットでお別れのやりとりをする事になりました。

彼らはどんな受け止めをしていて、何を語るのか
、そして次のステップに向けてどう動き出すのか?
→この辺りでも、色々と考えさせられる経験がありましたので、また次の記事に書きたいと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございます。

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