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災害時、一般車両が悪路走行するリスク

写真は10年前に能登島を訪れたときの観光船上での写真です。経歴上、これまで防災に関する投稿を幾度か行いましたが、それをまとめています。
被災地支援を考える投稿が多くなっています。
本題の一般車両が悪路を走行するリスクはこの投稿の後半部分にあります。


(1)防災、被災地支援に関する投稿まとめ

防災訓練に関する投稿です。従来の訓練だけでなく、グーグルマップを用いた給水場マップの作成などを訓練した方がいいという内容です。

被災地支援についてまとめました。被災地支援に当たっては現地とよく調整してから行わないと需要のミスマッチが起きると書きました。

トルコで地震が発生した時は募金に応じたほか、トルコ産品を買って応援ました。今回の地震でいえば、石川県や富山県の産品を買って現地企業を経済的に支援する方法もあります。金沢の福光屋の甘酒などを購入して美味しく頂きました。

つい先日、投稿しました。災害復旧活動は自衛隊、消防、警察などエキスパートが一刻を争う救助を行っている段階であり、個人としては待機段階にあると書きました。

(2)本題

石川県能登地方の道路はまだ復旧が進んでいないと聞きます。そのような中、物資搬入を行っていたインフルエンサの方の話題を聞きます。活動の是非はさておき、真似をした場合には下記写真のようなことが発生し得ます。

これは昨年11月、静岡市畑薙で自分が経験したものです。悪路で車の下側がダメージを受けるとアンダーカバーが破損して走行が不能になります。

強風により、道路面に倒木や落石、枝葉の散乱がある状態で自家用車を走らせました。能登地方の道路事情に比べたら数段マシですが、それにしても非常な悪路でした。

畑薙の道路は夜が明けても酷い状態。写真はまだマシな状況です。車のパンクを常に恐れ、一定距離進んでは車の下面やタイヤの空気圧を確認しながら進む状況でした。時に落石を乗り上げて車体がダメージを受けます。

結果として静岡の人通りがない山中で車のアンダーカバーが外れ走行不能となりました。JAFが到着するまで3時間かかりました。

被災地に陸路で向かうにあたっては運よくトラブル無しに行くことも有るでしょうが、何の考えもなしに真似するとこのようなトラブルが発生して、立ち往生することが十分にあり得ます。その際は緊急車両の妨げになります。今の段階で現地に向かおうとする方を物理的に止めることはできませんが、このようなリスクがあることだけは重々承知いただきたいと考えます。

個人的には物理的に可能になり、現地での受け入れが始まったときに、土砂撤去などの作業を行いたいと考えています。募金は協力させていただきました。現地の復興が一日も早く進むことをお祈り申し上げます。



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