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日記のようなエッセイのような 11/10

午前中仕事をして、遅いランチを学芸大学まで食べに行った。

いつもは電車で行くところを、今日は試しに自転車で行ってみる。と言うのも電車で行くと乗り継いで50分かかるが(片道514円!美味しいコーヒー代…)自転車で行くと35分くらいでいけるらしいからだ。そんなわけで、ダンプやバスやトラックがぶんぶん通る大通りを全力で漕ぎまくってたら30分で着いた。なんだ近いじゃん。

道中、3年前まで一人暮らしで住んでいた近所を通った。小銭を持ってよく行っていた銭湯が潰れて小綺麗なマンションになっていて、その隣にあったボロボロのコインランドリーはピカピカの洒落たコインランドリーになっていた。切なかった。と同時に、このマンションに住む人たちは、ここにあの銭湯があったのを知らないのかと思うと不思議な気持ちになった。そして、やっぱり切なかった。

学芸大学で、いつも通りタイ料理とクレープを食べて偶然来た友達とダベった。フィルムを一本現像に出した。目当てのパン屋は閉まっていた。どうしても定休日を覚えられない。

また30分漕いで家に帰った。

娘を保育園から連れて帰った後、二人で洗濯物を取り込んだ。今日は旦那は会社だ。
ハンガーにかかっている服は私が、洗濯バサミで止められている洗濯物は娘がブチブチ引っ張って取り込んでくれる。
パンツや靴下やズボン(娘)を一枚ずつ掴んでは
「あーち!」
「さひひゃん!(咲ちゃん)」
「しゅんしゅ!(峻くん)」
と、持ち主の名前を叫びながら、床に投げる。(あーち、というのは、私たちが娘を呼ぶあだ名だ。半分正式な名前になってしまった。)真っ暗なベランダで繰り広げられる、晩ごはん前のいい時間だ。

晩ごはん。お昼に行ったタイ料理屋のメイちゃんがくれた、タイのスープとパッスィーユーの残りを娘にあげる。バクバク食べた。スープも胡椒が結構入っているはずなのに3杯くらい飲んでいる。(メイちゃんのタイ料理はかなりお気に入りらしい。)最近は、娘の食事もいい感じに手が抜けるようになってきた。急に色々食べてくれるようになったのもありがたい。

デザートに二人でみかんを食べた。冷蔵庫から出したてのみかんは、ヒンヤリとても冷たい。
ぶすっと指で穴を開ける最初だけ手伝って、あとは娘に自分で剥いてもらう。
ぴり、、ぴり、、、、ぺり、、
細かいみかんの皮がテーブルをみるみる覆っていく。娘の顔は真剣だ。
ぴり、、ぴり、、、、ぺり、、
気づけば50個くらいのみかんの皮の残骸が転がっていた。
無事剥き終えた彼女は、とても満足そうだ。
二人で踊りながらみかんを食べたあと、ふと見ると、今度はその残骸たちを丁寧にカーペットに落としていた。娘の顔はやっぱり真剣だ。

今日も楽しい。

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