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〈フィリピン在住歴9年〉フィリピンで経験したカルチャーショック

こんにちは。

フィリピン在住のさきめろです。

早いもので、フィリピンに住んで9年!フィリピンで就職、結婚、出産、育児、転職、いろいろと経験をさせていただいて、フィリピンの文化や習慣の違いを見つけてきました。

文化や習慣は、それ自体が悪い or 良いはないと思っています。人によってはネガティブに見えることも、別の人によってはすごくいいことだったりします。

最近は移住をしたい人が増え、「どの国で暮らすか」を決められない人も多いようですね。今回のブログで、フィリピンとはどんな国かをちょっとでも知っていただけると嬉しいです。



カルチャーショック①|エンターテインメントが大好き


フィリピン人はエンターテインメントが大好き!

パーティー好き、イベントがあれば踊る、歌う、演技する。ジョーク大好き。

実はわたしはこれが苦手。フィリピンに来たばかりの頃は、周りについていこうと頑張っていましたが、どんどんつらくなりました。

いつか「踊れ!」「歌え!」って無茶ぶりされる気がして、怖くてしょうがないです(笑)

今では、パーティーは積極的に参加しません。特にクリスマスの時期は毎週色んなパーティーに呼ばれますが、ほとんど断ります。

エンタメが多いのは楽しいけど、ちょっと内向的な性格もある私にはToo muchな気がします。ここはちゃんとNoと言える勇気が必要だなと思います。

やっぱりバウンダリーが大切。自分が無理と思うことは無理してやらないことって大切! その国に合わせるのも大事だけど、自分も大切にね。


カルチャーショック②|子供も大人も超早起き


フィリピンの朝はとても早い。

学校は7時頃から授業が始まるので、子供たちは5時くらいに起きて準備をします。お子様を学校に入れるとなると、朝早いのでお父さんお母さんも早起きが必須。

会社勤めの大人はフィリピンの渋滞を避けるために、朝3時起き、4時には家を出て、1時間~2時間かけて通勤します。バスや電車はめちゃくちゃ混みますからね。

メトロマニラで雇用される人は4,800万人(2023年時点)にも及ぶと言われています。メトロマニラの物価は高いので会社からのお給料で暮らせる人は多くありません。近隣の市から数時間かけて通勤しています。

過去に、往復6時間もかけて通勤している、なんていう同僚も何人かいました。

わたしはメトロマニラに住んでいるので、自分の状況に感謝しかありません。1日6時間かけて通勤…体調も崩してしまいそうです。

フィリピンではコロナ渦の後から在宅勤務ができる会社が増えています。もしフィリピンで働きたいと思っているのなら、在宅ができる環境もポイントですね。


カルチャーショック③|お金を借りることをためらわない


お金」は、私が今でも悩むこと。

フィリピンでは、友人同士、同僚同士、またはヘルパーやベビーシッターとの間でもお金の貸し借りを簡単にします。

他人からお金を借りることに抵抗がないのです。(わたしがお世話になるベビーシッター曰く、「全く」抵抗がないというわけでなないらしいです)

わたしが以前働いていた会社では、同僚から数千ペソ貸してほしいと言われたことがあります。その時はきっぱりと断りました。

以前雇っていたベビーシッターからは、毎月のように「〇千ペソ貸してほしい」と言われていました。貸した分は次のお給料から差し引くようにしていましたが、「今月は差し引かないでほしい」と毎月言われるので、どんどん借金は増えていきます。

わたしがNoと言えなかった理由は、「お金がないから大変なんだろう」と相手をかわいそうだと思ってしまったから。お金は一度貸すと、次から断りずらくなります。お金を借りた相手も、2回目からは抵抗なくどんどん聞いてくるようになります。

この状態に陥ると、もう苦しくてたまりません。

この経験から学べたことは、バウンダリーが大切ということ、ただお金を渡すことはお互いにとってもよくないということ。

お金は価値の交換です。何か価値のあるものを与えることでお金を得ないと、良い循環は生まれません。お金を貸すのなら、最低でも「いつまでに、どれくらいの利息を付けて貸すか」を明確にして、書面にサインしておくことが必須だと思います。

〈参考文献〉
Presidential Communications Office. “PSA: PH March 2023 employment rate posts 95.3% increase”. GOV.PH. 2023-05-08. https://pco.gov.ph/news_releases/psa-ph-march-2023-employment-rate-posts-95-3-increase/ , (参照2023-10-17)



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