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悩んでた理由がやっとわかりました


 私は大学生になってから、あることにずっと悩んでいた。そして最近友達と電話をした時に、なぜ悩んでいるのかがやっとわかりスッキリした。

 私が何に悩んでいたか、それは「自由」について。大学に入学する前に多くの先輩から、「大学は本当に自由だから、めっちゃ楽しいよ!人生の夏休みだから、やりたいことやりな!」って感じの言葉を沢山言われた。だからその言葉を信じて、期待を膨らませながら大学進学と同時に上京した。

 進学してすぐは全てが新鮮で、キラキラしてて、めちゃめちゃ楽しかった。何してもいいし、何時に帰っても何もいいし、大好きなディズニーランドにもいつでも行ける。「これが大学生だ!自由だ!」と思っていた。

 しかし大学生・東京に慣れてきた頃、こんな事を考えて悩むようになっていた。「確かに大学生って自由。周りの友達はその自由を味方にして楽しんでいる。でも自由って本当に楽しくて、満足できる環境なのか。自分も大学生生活は楽しんでるけど、本当に自由になった今、自分ってめちゃめちゃ弱い存在だな。」

 どうしたらこの悩みが伝わるんだろう・・・。伝えるって難しいな、(笑)一言にまとめると、「自由な環境を自由に生きれない」って感じになるのかな。もしこの悩みを抱えてる人がいたらぜひ語りましょう(笑)そして、高校生まで自分のやりたいを沢山やってきたし、自由に生きてきたはずなのに、なんでこんな事に悩んでいるんだろうってずっと疑問だった。

 そして最近友達と電話をした。内容は就活について。就活って自分のやりたい事を自由に見つける時期なのに、なんでもやっていいよっていうこの環境が自分をすごく苦しめる。やりたい事がわからない、こんな事を相談していた。その中で「自由」についての話になり、自分が「自由な環境を自由に生きれない」という悩みに苦しんていた理由がわかった。それは、知らず知らずのにうちに「制限」の中で生きていたからだ。

 高校卒業までやりたい事をやって、自由に生きてきたと思っていたが、よく考えてみると確かに多くの制限の中で生活していたことに気づいた。例えば、私が通う高校は校則がとても厳しくてスカートの長さも決められてたから、ここだけの話、意味の分からない校則に少しでも反抗しようと、校則ギリギリまでスカートを短くした。私が好きな雑誌は長崎という地理的な問題で発売日に店頭に並ばないから、届く日を確認し店頭に並ぶその日に買いに行った。やれる事も東京に比べるとすごく限られていたから、長崎でもやれて且つ周りがあまりやっていない平和活動を頑張った。そして制限の中で目立った存在だと、周りからの期待も大きくて、その期待に答えようとそのために努力していた事もあったし、そんな自分に酔っていた。

 以上は単なる例えに過ぎないが、これまでは「制限の中で常にベスト」を目指して生きてきた。制限があるからこそ天井(トップ)が見えて努力しやすかったし、達成感を感じる事ができた。天井が見える事で、何がベストかがわかった。だから自己肯定感もあったほうだったと思う。

 でも天井がなくなってしまって、ベストがわからなくなった今、すごく辛いし、どんなに努力しても制限がないから満足できず、それが今の自己肯定感の低さに繋がっているんだと思う。周りからどんなに褒められても、認められても、いつも、そんな事ないのになって思ってしまうし、褒められる事が苦痛に感じる時もある。

 これを解決するためには、自分の声をしっかり聞いて、向き合う事。制限の中でベストを目指すんじゃなくて、自分の声を聞いて、その声を許して、認めて、素直に従う。大好きなチョコレートか、嫌いな人参のどちらかを選んで食べなさいって言われたら迷わずチョコレートを選ぶのに、人生の選択肢を選ぶ時ってどうしてこんなに悩むのか。好きな方、心がときめいた道を選ぶだけなのに。自分の声に素直に従って生きるって当たり前の事なにの、こんなにも難しい。不思議だな。考えすぎる私が悪いのか、そうさせている社会が悪いのか。

 これを読んでる人はもしかしたら私が「かわいそうな人」に見えてしまうかもしれない。でも私は悩んでいた原因がわかって、すごくスッキリしているし、気持ちが軽くなった。満足できないのは自分の努力不足で実力不足と自分を責めなくていいんだって気づいた。もっと自分を褒めてよくて、自信持ってもいいんだって気づけた。原因がわかったからってすぐに「自由」に生きれるわけじゃないし、自分の気持ちに100%正直に生きることにまだ抵抗はあるけど、これからトレーニングを積めばきっと自分も自由に生きれる瞬間が来ると思う。

 私は何でもできる。何にでもなれる。宇宙にだって行ける。自由に生きてもいいんだ。もっと自由に、もっと自分の気持ちに正直に。

 でも、自由に生きるって難しい!

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