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【コラム】我が意を得たりという記事発見



これこれ

 先日来、ちょいちょい記事の中に潜り込ませたりちいさなコラムで書いたりしていた日銀の金融政策変更(マイナス金利解除=利上げ)について、じぶんでも若干もやもやしながら書いていたのだけど、先日こんなコラムをみつけてそう、自分の言いたかったことはこれだと、気づけた。

最重要点

 実際利上げというのは、生活に直結することを多く含んでいることなので自分の生活に興味のある人は(笑)、ちゃんと読むのが良いと思うのだけど、冒頭に書かれているように、利上げをするタイミングと判断が早すぎるのである。
 なんかこう、インフレインフレというのだけど、日本の場合は大した水準に未だ達していないのである。
 アメリカの中央銀行(FRB)が利上げをしたタイミングというのは”実際に”インフレ率が5%を超えて来て、物価高がとんでもないレベルになってからである。そして今、まだインフレ率が高止まりしている関係で利下げに踏み切るかどうかの判断を据え置きにしている状態。
 それに比べて日本はようやく賃金の上昇と共に2%のインフレ率が”見込める”状況に過ぎず、何一つ確定した要素がないのだ。

 簡潔に言ってしまえば時期尚早なのである。

 これは日銀の判断もあるのだけど、財務省の糸引きもあるはずで、こうしてインフレ率が高くなっている=国民の消費行動が活発になっているという刷り込みをして、来年以降の増税に対する正当性をアピールしている面が
非常に強い。
 利上げをしたということは、日本国民が金持ちになったということを全世界に向けて発信したということだから、これを根拠に政府・財務省は来年以降ガンガンに増税を始める事になったのは確定事項である。
 現在40%を超えて50%に近づきつつある国民負担率(収入に対する税金等で徴収される割合)は来年には増税によって50%を超えるのは確実で、早晩60%も超えてくるだろう。
 これ、どういうことかと言うと、我々が汗水たらして稼いだお金の6割が国に取られるということである。
 よく時代劇に出てくるけど、高い年貢を納めるのに村人が極貧生活に追い込まれ、お代官様はその年貢で豪遊するという世界、これが来年やってくるのである。
 
 もう利上げは決定してしまったから、覆しようがない。
 一縷の望みは、植田総裁が会見で、デフレに戻るようなことがあれば、今までの政策も含めて検討するという発言をしていることであり、過去にゼロ金利からの利上げに失敗した総裁は、再びゼロ金利に戻しているという歴史である。
 だが、マイナス金利に戻すということはまずありえないし、たとえどんな状況になろうとも、増税はもう実施が確定しているので国民に逃げ道はない。
 個々にちゃんと防衛しないと、本当に大変なことになる。

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