星の音色。

星座のかたち、点をつないで、かたちにして、星座として、目に見える場合は、それを星座として、捉えやすいのですが、

スタードーム展をお手伝いして思ったのは、

目が見えない場合、私自身、あまり、目がよくない、メガネをかけないと、階段を踏み外すほど、境界線がわからない。
空を眺めて、月。太陽。雲。などは、色やかたちで、朧にわかる。

点をつないだ、星座のかたちを捉えるのは、難しいなぁと思うことがあります。

美術館の作品を全盲の美術鑑賞者の試みを知って、みるってことは、触ることか、なんて、鑑賞のアプローチに、はっとした。美術館では、作品に触れることは、ご法度だったりします。

しかし、感触遊びは、ボールプールや砂遊び、など、大事な感性を育てる感覚遊びで、大事にしたいことです。

現実には、美術作品は、触れられないことも多々あります。

よく、私は、声で人物を記憶しています。

星座も音にしたら、わかりやすいなぁと思います。

例えば、「オリオン座のかたち」の音色があるのでは、ないかと思う。

ホルストの「惑星」は、占いをヒントに作曲されたものだそうですが、

星座の音色を体験できないかなぁと思います。

例えば、正方形の釘に弦で線を描く。爪弾くと、正方形の音が響く。

つい、最近、ガムランの演奏を聴いていて、リズムやテンポというより、空間の響き、そこにいる人が響かせる音の波紋みたいだ、と思いました。音で波をかたち作る、音を波にしていく。

音の波紋を楽しむ。そんな小さな手作りお琴ができないかなぁと、思う。

三角の響き、長方形の響き、星の響き、

かたちを音の響きで確かめて、ガムランのように響かせることで、合奏ができるのでは……。

その合奏の演奏に失敗はなく、空間や時間を共有する、誰もが参加できるのではないかと思う。

今後、お子さん向けのワークショップでも、作れたらいいなぁと思います。

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